表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの子にもあいつにもなれない  作者: 遠藤 敦子
3/3

「えっ、咲彩(さあや)ちゃんって14歳なの? 大学生くらいかと思った」

 これは私が14歳の中学2年生だった頃に言われた言葉だ。大学3回生の今は25歳から30歳前後に見られる。私ってそんなに老けているのかとショックを受けたこともあった。

道越(みちこし)さんってしっかりしてそうだよね」

とアルバイト先で言われたこともあったけれど、実際には全くそんなことはない。忘れっぽいしミスも他の人に比べると多いからだ。


 第一印象は「怖い」「近寄りがたい」と言われがちだった。168cmと周りより背が高いのもあるけれど、自分から話しかけにいかないと友達もできなかったのだ。仲良くなった友達にはありがたいことに、

「咲彩は最初は怖いひとかなって思ったけど、話したら気さくなんだね」

と言ってもらえた。周りが思っている道越咲彩ではなく、本当の道越咲彩を知ってもらえたような気分で嬉しかったのだ。

 友人の新野未理の柔らかい雰囲気や長谷川望怜の親しみやすさが私にもあれば良いのにと思ったこともある。けれど、話してみると気さくであるという見た目とのギャップを生かそうとも考える。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ