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なんとなく青春

面接官に言えないこと

作者: ばーでーん

とある研究所の就職面談を受ける僕

「この研究所を選んだ理由は?」

面接官の質問に答える

僕は物理学を専攻している

だからってロジカルに生きてる訳じゃない

正直に生きたい


「研究職なんてなかなかありつけないから

あっちこっちあたってます」

それが本音だけど言えない

「御社のxxxな社風に胸を打たれて、ムニャムニャ」

僕は小声で嘘をつく

気弱な声で嘘をつく



「研究所を案内します」

配属されるであろう研究室

僕は見学してみて驚いた

なんとまぁピリピリして仕事している訳で

正直胃が痛い



僕が先輩をはじめて見たのはこのときだ

長い黒髪と優しい微笑みに

遠めに見ただけなのに僕の心は釘付けだ

そういう訳で僕はここに就職することに決めた



「研究職なんてなかなかありつけないから

あっちこっちあたってます」

それが本音だけど言えない

「御社のxxxな社風に胸を打たれて、ムニャムニャ」

僕は小声で嘘をつく

気弱な声で嘘をつく



いま面談すれば大声で志望理由を話すだろう

「先輩に一目惚れして、ムニャムニャ」


お読みいただきましてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言]  こちらのほうが、面接では答えにくい理由ですね(笑)  でも、素敵な理由だと思います。  求められる場所、求める場所。  どちらで働けたほうが幸せかは、結果論にならないとわからないですね。
[良い点] 就職面談に臨む際の気持ちが、とても率直に描かれていて、印象的です。「どんな仕事をするか」、「どんな社風か」なども大事ですが、「どんな人と仕事をするか」も大事ですよね。 淡い恋心と憧れ。そ…
[良い点] 職場に気になる人がいる、それだけでもお仕事の励みになりますよね。 実際入社してみたら、どうかと思っていた仕事がいつの間にか気に入って、何となく向いていたということも。 入社前は、みんな正直…
感想一覧
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