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やっぱり、大好き。  作者: 三軒 茶屋
15の春
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1-1

青く澄みわたる淡い水色と薄紅色の桜が二列で並んでいた。それらが一斉に咲き誇り、綺麗に真っ直ぐに伸びた二つの平行線は、未来の架け橋に私は見えた。


漆黒に紫色を混ぜたセーラー服と同系色の無地スカート。時代遅れの不良少女に見えてしまう大きめ制服。そのセーラー服の襟元と袖口に真っ白な三重線があるのが特徴。


学年を表す朱色のスカーフが存在感がある。胸ポケットには、朱色の名札の上にあるピンバッチ型の校章と一ツ星がキラリと輝いて小さく並んでいた。


私こと仁科 有栖は今日、初めてこの高校(がっこう)に入りました。


そもそも、私が入学するきっかけは半年前までさかのぼる。


ある日の夕食後の父から「有栖は行きたい高校はあるのか?」とこの一言から始まった。


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