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ショゴス探偵の怪奇ファイル  作者: 百面相
0.プロローグ
1/64

No.0 はじめに

 俺の名前は神崎創かんざきつくる。しがない探偵だ。

 ネットの発達したこの時代に手書きとは時代遅れと思うかもしれない。というか、俺自身そうだと思っている。

 にも関わらず、俺が手書きで文章を作っている理由はただ一つ。

 俺が壊滅的な機械音痴(おんち)だからだ。

 たいていのことは人並み以上にやれる自信はあるが、こればっかりはどうにもならない。

 そんなワケで、俺はこの文章を手書きで書いている。

 話が逸れた。本題に入ろう。

 これを読んでいる誰か、ひょっとしたら複数いるかもしれないから、便宜上「読者諸子」と呼ばせてもらう。


 読者諸子は「未確認生命体」と呼ばれるモノを知っているだろうか?


 もし心当たりがないのであれば、ただちにこれを読むのをやめることを強く勧める。

 これは、俺を含めた未確認生命体にまつわる事件に巻き込まれた者たちの体験談をまとめたものである。

 それらの体験はいずれも謎と怪奇に満ちており、中には耐えがたいほどおぞましく、名状しがたく、まるで夜の闇のごとくつきまとい、飲み込まんとする混沌と狂気が垣間見える話もあることだろう。

 しかし、もし読者諸子がこのような事件に何らかの形で関わり合いになってしまっている場合、何かの助けになればと思い、これらの話を怪奇ファイルという形でここに記すことにする。

 ちなみにだが、俺は一部の者たちから「ショゴス探偵」と呼ばれることがある。理由は後述するが、読者諸子が困っているのであれば俺をそう呼ぶ者たちを頼るといい。

 これも後述するが、まずは俺の探偵事務所を訪ねるのがオススメだ。俺と違ってパソコンのできるやつがホームページを作ってくれたので、ネットで調べれば出てくるだろう。ワケあって俺は留守だが、誰かしらいるはずだ。

 とにかく、ここに記した情報が読者諸子の役に立つなら幸いである。

 次の項から話が始まる。心を強く持て。もし途中で得体の知れない、気味の悪い感覚に襲われても、決してそれに屈してはならない。深淵からの呼び声に耳を貸さぬよう。


 それでは、幸運を祈る。


更新は不定期です。なくても頑張りますが評価やブックマークしていただけると単純な筆者は小躍りして喜びます。

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