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【詩集】Shangri-La

かざぐるま

作者: 野鶴善明


 かざぐるまが回る

 からからからと

 羽根の色がまじりあう

 思い出さなければいけない

 ことがあるんだ


 いまの僕は

 なにかを見失っている

 だけど

 いくら思いめぐらしても

 それがなになのかは

 わからない


 過ぎ去った日のどこかに

 僕にとって

 とてもたいせつな気持ちが

 埋もれているはず

 たぶん

 傷つきすぎたんだ


 かざぐるまがとまる

 一枚いちまい

 羽根の色がわかれる

 見つめても

 いくら

 見つめてみても

 思い出せない


 浮世のため息を吹きかけて

 かざぐるまを回す

 欠けた夢は

 色を失ったまま

 見失ったまま

 たぶん

 傷つけすぎたんだ


 かざぐるまが回る

 からからからと

 思い出がまじりあう

 取り戻さなければいけない

 想いがあるんだ



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