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あまりにも曖昧なために、五堂姓の人が黒敷地区内に多いとはいえ、絵卯が地区内で行動する時間帯を把握することに、依杏はなった。
時間帯としては、絵卯が黒敷地区へ実際のコンビニで、仕事時間中滞在し、帰宅するまでの時間。
その話が出てから更に、樅ノ木は数登と接触をはかることになった。
絵卯の講堂時間中に、何回か言及のあった「白いゲームキャラクター」をもし、依杏も見かけるということになったら、数登へも伝える必要が出てくる。
もしかして、と依杏は思う。
架空の人物じゃなくて、本当に現実の人間がコスプレをして、五堂絵卯さんのつけねらいか何かをしていた、としたら……。
そう考えたら、その人は空中庭園に居た7人目に、なるのだろうか?
それから、絵卯が自転車を公共の駐輪場へ停めているという件についても。
件の場所へ出入りする人に、よくよく気を配っておかなければならない。
セキュリティに工夫を凝らしたトランクルームがあった、としても。
「空中庭園」とやらに集まった、五堂姓の人々が、この黒敷地区で過ごしているとしても。
あるいは、仕事で。
五堂忍を殺したかもしれないというのは、絵卯を含め6人が6人のうち、その中の1人ということで、考えは変わらない。
そして中には、「探偵」と名乗る樅ノ木有人さんも、含まれているわけだし。
と依杏は思う。




