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39.

あまりにも曖昧なために、五堂(ごどう)姓の人が黒敷地区内に多いとはいえ、絵卯(えう)が地区内で行動する時間帯を把握することに、依杏はなった。

時間帯としては、絵卯が黒敷地区へ実際のコンビニで、仕事時間中滞在し、帰宅するまでの時間。

その話が出てから更に、樅ノ木(もみのき)数登(すとう)と接触をはかることになった。


絵卯の講堂時間中に、何回か言及のあった「白いゲームキャラクター」をもし、依杏も見かけるということになったら、数登へも伝える必要が出てくる。

もしかして、と依杏は思う。


架空の人物じゃなくて、本当に現実の人間がコスプレをして、五堂絵卯さんのつけねらいか何かをしていた、としたら……。

そう考えたら、その人は空中庭園に居た7人目に、なるのだろうか?

それから、絵卯が自転車を公共の駐輪場へ停めているという件についても。

件の場所へ出入りする人に、よくよく気を配っておかなければならない。


セキュリティに工夫を凝らしたトランクルームがあった、としても。

「空中庭園」とやらに集まった、五堂姓の人々が、この黒敷地区で過ごしているとしても。

あるいは、仕事で。


五堂忍(ごどうしのぶ)を殺したかもしれないというのは、絵卯を含め6人が6人のうち、その中の1人ということで、考えは変わらない。

そして中には、「探偵」と名乗る樅ノ木有人(もみのきありとも)さんも、含まれているわけだし。

と依杏は思う。

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