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10.

 

「事故に困っている?」


「事故に困っているわけじゃない。不思議な人があの子のゲームから、出て来た件。『ホワイトアウト』っていう」


「あの子、とは?」


数登(すとう)


「Eguri」


と言って絢月咲(あがさ)はテーブルの上に、紙片を数枚並べた。


「Eguriさんが困っている事故についての、説明は後回し。なわけですね。で、ゲームから人が出てくるわけでもなし」


依杏(いあ)


「ネット小説で売れたクチだもの。Eguri、絵卯(えう)ね、彼女と個人的な話なんか、話題の中心にしたことはない。忙しいから、今日ここに本人はいないわけ。私は、今日は時間がある。で、こっちも、本人はいなかったわけなの」


賀籠六絢月咲(かごろくあがさ)

紙片を示しながら。


「小説のモデルの場所なのよ、ここ。だから、絵卯がものすごく動揺している」


紙片に映っている場所は、「白緑の庭」の舞台背景になった場所。

通称「空中庭園」。

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