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光や閃光のけばけばしい描写が、スマホゲームで普通になってから、久しくなる。
大体において、美しいグラフィックが普通に出回るようになり、人々の視力の衰退というのもまた、著しい。だろう。
庭とか箱庭というのも、ゲームでよく好まれるものだろう。という独断と偏見が、今これを書いている作者にあったりなかったりするのだが、庭というのは現実でも好まれるものだ。
不釣り合い、という言葉が一番適当な気がする。
特に、これはゲームではない。
緑が何遍にも折り重なった湿地帯。
都会のコンクリートと壁と、アスファルトと石が積み重なった、それではない。
一歩一歩、自らの靴がどんどん小さくなっていくような感覚に襲われながら、下りていく。
小さな段々。で、そこは、まず一つ目の「床」。