レタスはお野菜です。
素敵なエッセイ書きさまの影響で書きました。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
あなたはレタスを水に沈めたことがありますか?
食べたことがある人は多いのではないでしょうか。
レタスは、サラダとして定番の野菜のひとつ。
そんなレタスを、水に沈めてみてほしい!
という、創作をしているあなたへのご提案です。
もちろん、水に沈めたあとに美味しくいただけば、食べ物を粗末にすることはありません。
レタスは洗われ、あなたの糧となる。
用意したレタスを、あなたはどうやって使用するでしょうか。
サラダとして売られたもの、カットされた便利なもの、半分に割られてラップで包装されたもの。
それらで使用方法は変わってきてしまうかと思います。
けれどここでは、1玉まるごとを用意して欲しいのです。
大きめの、しっかりとしたものがオススメです。
レタスが軽めで巻きが甘いものでも、重めで詰まったものでも、サイズもお好みで、いろいろ試してみてください。
美味しそうなレタスであれば、問題ありません。
但し、レタスはキャベツやハクサイとは違い、見た目に反して極端に重いものは注意しましょう。
雨の多い季節等は要注意ですが、ここでは何故なのかには触れないでおきますね。
好みのレタスの用意が出来たら、今度は水に沈めるための準備です。
レタスがしっかり入る大きな桶や、大きなボウルを用意しましょう。
無ければバケツでも、お風呂でも構いませんが、レタスは生食することが多いと思うので、衛生面はご自身で判断してください。
傷口を洗うなら湯船のお湯よりもシャワーからのお湯、の方が良いそうなので、口にするものにはオススメはしません。
では、用意した容器にたっぷりの水をはり、レタスをひっくり返して水に沈めてみましょう。
片手でも、両手でも構いません。
一気に沈めようとすると、レタスの中には隙間があり、小さな容器では水が溢れてしまうかもしれません。
空気があるため、沈めるには少し力加減も必要になります。
少しずつゆっくりと水が溢れないように沈めていけば、レタスの中は水で満たされていくでしょう。
ぶくぶくとした気泡が無くなるまで沈めていきます。
一思いにでも、じわじわとでも、水はレタスの隙間に満たされ、抵抗力はなくなっていくはずです。
さて、ここまで長々とレタスについて書いてきました。
何故レタスを水に沈める必要があるのか。
前置きが長いと思われている方もいるかと思います。
飽きて閉じた人もいるでしょう。
既にお分かりの方もいるでしょうか。
余談ではありますが、このカテゴリを知ったのは、つい先日のこと。
エッセイとは何か?
検索してもみましたが、いざ書くとなると何を書けばいいのか、ちっともわかりません。
ちょうど、文章のルール等々の話題が賑わっている頃でした。
ここでのルールもまだわからない私には、文章のルールなんて分かるわけがありません。
なら私は同じ創作者の方にオススメしたいことを書いてみよう!
と考えた結果が、レタスを水に沈めることでした。
文章のルールは学ぶ機会が多くありますし、後からでも何とでもなるでしょう。
文章が書けるのであれば、文章が読めるのですから、小説の書き方はいくらでも学べるはず、それはいつだって構わないのです。
けれど、知識や経験は、積極的に取り込もうとしなければ、そう簡単に増えるものではありません。
経験はないよりある方がいい、知識もそうでしょう。
見たことのない空想上のものをあたかも真実のように描写するのが創作者のお仕事ですが、経験したことがあるのであれば、それを活かすべきです。
例えばそれは、レタスを水に沈めてみることだったりします。
レタスを水に沈めてみるように、色々なことから学び、想像してみて欲しいのです。
……と、言うのは建前で、書いてくれる創作者さんが増えればいい、という願望です。
最後まで読まれなかったとしても、ふとした瞬間に思い出してくれるかもしれない。
何故レタスを水に沈める必要があったのかを理解する瞬間が、いつか。
そして、あわよくば、それが創作物に描かれるのではないか。
では、改めて、レタスを水に沈めてみてください。
あなたはいま何を考えていますか?
実際にレタスを水に沈めてみた感想として、物足りない、なんて思ったあなたもいるかもしれないですね。
もう少し抵抗力がほしければ、身が詰まったもの、又はレタスをひっくり返さなければ多少の抵抗力は増します。
レタスはお野菜ですから、ちょっとした経験のひとつとして楽しんでくださいね。
どうしてレタスを水に沈めるのか、それがどう経験になるのか。
日頃、創作しているあなたなら、そろそろおわかりいただけたでしょうか?
まだ分からない、という方は、このままそっと閉じて、優しい創作を続けて下さい、それが誰かの救いになるはずです。
想像してほしいのです。
あなたが沈めたレタスは、どんなレタスでしょうか。
軽いのか、重いのか、大きさは?
沈めた時の抵抗力や、気泡はどれだけ?
どんな風にあなたは沈めたのでしょう。
そしてレタスを水から引き上げた瞬間を。
ぼたぼたとレタスからこぼれ落ちる水。
何度も繰り返してみましたか?
レタスは、どんな風にあなたを見ているでしょうか。
苦しそうですか?
抵抗さえせずに、あなたを見つめている?
それとも、顔は見えませんか?
レタスの気持ちになってみるのもいいですね。
苦しい、でしょうか。
嬉しい?
どうして?
何を思い感じましたか?
もしもそれが人の頭だったら?
人を水に沈めることを。
水に顔を無理やり押し付ける瞬間を。
水底に沈んでいく様子を。
現実で人を水に沈めることはあってはならないですが、創作者であれば作中、人を水に沈めることくらいあるはずです。
なければ是非! これを機に、あなたも書いてみてはどうでしょうか?
エッセイとは、自由に気軽に自身の意見を書いていいものだそうで。
レタスを水に沈めるあの瞬間を創作者さま方にも体験してほしい。
あわよくばそれを想起させるものを書いてほしいという願いで書きました。