京アニの放火に怒る人々へ
今日、昼間に何となく見たニュースサイト。
そこで、衝撃のニュースが目に入った。
「京都アニメーションで放火」
内容を見てみると、男が京都アニメーションの一階でガソリンをばら撒いて放火をしたらしい。
夜になり死者の数はどんどんと増えていき、現在で死者は平成以降の放火事件で最多となった。
亡くなった方への同情と恐怖しかなかった。
ある日突然頭のおかしい人間に焼き殺され、夢や希望を失ってしまった。そして理由も分からぬまま殺されてしまうかもしれないという恐怖。
そして、これから京都アニメーションのアニメが見られなくなってしまうかも知れないという不安。
今、私はそういう様々なものが混じり合った負の感情に震えている。
ただ、思い返してみると私は京都アニメーションの製作したアニメを何本かは観ているが、多い方ではないと気づいた。
そんな私でもこんな感情になっているというのに、熱心なファンの人であったらどうなのであろうか。
こういった不安に晒された時に、一部の人達は良くない行動しまうのではないかと気になったので、普段は読み専だが筆を取らせてもらった。
冷静に思考して我々がやるべき行動を考えた。
結論として言ってしまえば、我々にできることは殆どない。というより、今はまだすべきでないように思う。
まずやりたいこととして寄付や募金、応援などだろう。
一部、クラウドファンディングで募金を始めているようだ。これに参加するのは良いと思うが、詐欺団体や便乗した悪質なものではないかどうか、よく確認して行って欲しい。
通販などでDVDなどを買うのも良いと思うが、利益率の高い直売通販は少し様子を見た方がいい。ここで大量に注文が届いても負担が大きくなる。
事態が落ち着いてから行動を起こすべきだ。
そして、犯人の追求も今はまだすべきではない。犯人を擁護しているわけではない。
単純に早い段階で出た情報は真偽が確かでない可能性がある。しっかりと犯人の身元などが警察で公開されてからだ。そして、できれば動機も確認して欲しい。
犯人の動機が「有名になりたい」というものだったら、犯人の名前を出さないようにしなければならない。
知らず知らずのうちに犯人の希望を叶えるなんてことはあってはいけない。
そのために情報が確定してから行動を起こすべきなのだ。
我々が今できることとしてはこの感情を未来まで取っておくことだ。
これは一過性にしてはいけない。
今、感情的になって怒りを昇華させてはいけないように思う。激しく怒って事態が落ち着いた後にケロッと忘れるのが最もいけないことだ。
我々は人間だ。今はこの感情はいつまでもなくならないと思っているかもしれないが、怒り続けるというのは心に大きな負担になる。
そうならないために忘れるか慣れるかしてしまうのだ。
だから、私は意識的にニュースを見ないようにしようと思う。
ただ、一ヶ月後が二ヶ月後かにリマインドするように設定したら、一旦離れるべきだ。
この感情は今、昇華させるべきではない。本当に必要な時までにとっておくべきだ。
「来るべき支援できる日に向けて資産を貯めておく」でもいい。「SNSなどで作品への愛を書き連ねる」でもいいかもしれない。メッセージ等は負担になる可能性があるために、熟慮するべきだが、ただ呟くだけでも、目にしたスタッフの方の励みになるかもしれない。
「不謹慎なことを言っている人間を叩く」などはあまりオススメしない。彼らは注目を浴びたいがためにやっている。勿論許されない行為だが、それ自体が彼らの望みなのだ。
私は観た作品こそ少ないが、どれも好きな作品ばかりであった。
また活き活きと女の子たちが学園生活を送っている様を見たい。シュールなギャグを見てクスリと笑いたい。心に刺さる物語を見て泣きたいのだ。
だから、その時まで準備を整えていていきたいと思う。
拙い文章で申し訳無かったが、一個人の意見として参考にできるところがあったら参考にして欲しい。