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音速異世界爆走記  作者: 風間サトシ
第一章
26/81

第二十五話:忘却のダンジョン(1)

拙い小説ですが、評価頂きたいなと思う

ついこの頃です。

お読みいただければ幸いでございます。



 統一されていない組織系統というのは、いつの時代も無駄が多い物です。


 囚人護送任務をこなして、ギルドへ戻るとシャルロッテの推薦で

ランクE、今回の実績でランクDに2段階昇格するという、やや面倒な手続きを

経て俺たち4人はランクDになりました。


 実際、全滅しなかったのは俺たちの存在が大きいのだから面倒な手続きを

踏む必要はないはずだが、それが冒険者ギルドの面子なのでしょうか。


 まあ気にしてもしょうがないので頂けるものだけもらって退散です。


☆☆


 翌朝、食事の後に一昨日の話をみんなで話していると。


「わたしとミラはレベル21になりました!」

「わたしはレベル9です!」


「俺もレベル9だな」


 どうやらシャルはあがらなかったらしい、ヒルダは村でパーティ編成して

入れておいたが、シャルはギルドでパーティを組むと思ったので外しておいた。


「シャルは残念だったが、生き残った事を喜ぶんだな」


「そうですね、あのままだったら、かなり危なかったです」


「シャルが居なかったら今頃調査隊は全滅だっただろう、気にするな」


「ところで魔法のスキルレベルを8にしたら、いきなり威力が上がったが

シャルとパーティを組んでた魔法師なんかも、そんな感じか?」


「そうですね、私は魔法スキルレベル8の冒険者とは一度しか組んだ事が

ありませんが、スキルレベル8は、魔法に限らずかなり強力です」


 そうか、やはりこの世界ではスキルレベル8というのは国家レベルでも

上位に位置している訳か、10代でレベル8のシャルとヒルダは努力したん

だろう、俺も魔力操作がレベル9になるまではポイントは振れないか。


 

「次はどうするかヒルダもレベル9になったし、中位ダンジョンにいくか?」


 シャルはちょっと頭の中でいろいろ考えているようだ

とりあえずみんなの意見を聞いてみるか。


「わたし達は賛成です」

「ヒルダももっとレベルあげたいです」


「……みなさんの実力は見せてもらったから言えるのですが、中位ダンジョン

ではなく高位ダンジョンにいきませんか?」


「高位ダンジョンか、ヒルダがいても平気なのか?」


「ヒルダがいるからこそ適したダンジョンを一か所知ってます」

「ヒルダはどうだ?」


「お姉ちゃんが大丈夫っていうならヒルダ行く」


 中位ダンジョンじゃレベル一つ上がるのも苦労しそうだから高位でも大丈夫

だろう。


「じゃあ、そこに行くか、場所はどの辺りだ?」

「場所は帝国領との境で一番近い村からでもロバで20日位かかります」


「馬じゃなくてロバなのか、平地じゃないのか」


「はい、山の中腹にあり、ダンジョンの周辺にも街は無く、わずかな補給で

生活しています、馬車が通れないので行くなら、食料がかなり必要です」


 食料ならいくらでもあるから問題ないが、馬車が通れない場所かダンジョンが

あるのに整備していないとは人気のない場所なのかも知れない。


「では準備も必要ないし、このまま行くか、場所はわかるんだろう?」


「わかりますが、できましたら村に人に食料を売って上げたいのです」


「かまわないぞ、100キロ程度でいいのか?」

「できれば小麦を5000キロ程は無理でしょうか?」


 ずいぶん多いな、小麦10キロで3000千円位だから、150万位か。


「この街で小麦はだいたい10キロいくらくらいなんだ?」

「今は安めですので、10キロに換算すると小売りで……銀貨4枚程度ですか?」


 思ったより安いんだな、流石魔法があるだけはある、これなら安い所で

買った方が早いか、小麦やライ麦だけってわけにもいかないだろう。


「じゃあ、小麦は俺が用意しておくから、それ以外にもっていけそうな物を

みんなで買っておいてくれ、集合は今は10時だから、午後の2時でいいか?」


「午後2時っていうのは?」


 そうかまだ二人には時計渡してなかったか。


「時計だ、魔道具だと思ってくれ、欲しいか?」


「欲しいです」

「そうか、ではヒルダ今から俺の事を兄さまと呼ぶのだ」


「ならいらないです」


 お子様は時計の有用性には気がつかないか、仕方ない。


「ヒルダには劇が観れる箱も上げようと思っていたんだが、いらないかそうか」


 ヒルダがちょっと考えてる、貰えるとは思ってなかったか

かなり興奮して観てたからな、きっと欲しいはずだ。


「いらないのか、残念だな、村でみたやつを100回位は見れるのに」


「兄さま!、下さい」


「よくできました、村にいる時に用意してあったからな、とりあえず時計だけ

渡しておこう、この短い針がこの2の文字を指したら5の鐘で2時だ」


 ヒルダとシャルに腕時計を渡す、1週間もつけてれば慣れるだろう。


「ではサラにお金を渡しておくから、後で買いなおさないでいいように

順番に買ってきてくれ」


「なぜサラお姉ちゃんなんですか?」

「シャルに大金を渡すと、孤児院辺りにポンと寄付しそうだからな」


「……わたしはそんな勝手に寄付したりしません」


 小さい声で反論するが高位冒険者っていうのはどうも金の使い方を間違っている

欲しい物は買い、なければ買えないという商人とは真逆の発想だ。


「とりあえず、金貨500枚渡しておくか、そうミラは星金貨が持ちたいって

言ってたな、じゃあミラに星金貨1枚、サラに金貨400枚渡しておこう」


「ミラ感激です!」


「適当に使うなよ」


「では、また午後2時に集合だ」


 そうしてみんなは部屋を出る、俺はアルト商会宛の商品を荷箱通販で購入

していく、流石に最初に比べて商品のグレードを上げて利益率を下げているが

一部の商品は100倍で売っているからな、10倍から50倍位にせねば。


 アルトハイムさんからもらった希望商品リストを見ながら1時間程選別

だいたい揃ったので、出発だ。


 アルト商会に着くと、そのまま通された随分礼儀を心得た人間を雇っている

ようだ、俺も人を雇うならサラのように気のつく人間がいいな。


 10分ほどでアルトハイムさんが応接室にやってくる。


「すいませんね、まだ約束まで5日程あったんですが、ダンジョンに行く事に

なりまして、ちょっとちょっと早めに商談に伺いました」


「大丈夫ですよ、丁度暇を持て余していたところです」

「そう言っていただけると、ありがたいです」


「今回はアルト商会との商談も軌道に乗って着たので一部商品については

値引きできると自負しております」


「それはありがたいですな、当商会だけ割安に売って頂いて問題は?」


「もちろん問題ありません」


「これが今回お持ちした商品です」


 アルトハイムさんが商品を手に取って品質のチェックをしているのだろうか?


「今回はパスタですが、ご要望の調理時間短縮用の物、前より割高ですが前の物

に比べ半分の時間でできあがります」


「ほう半分ですか、そうすると3分程度という事になりますな」

「流石にもう時計に慣れていますね、その通りです」


 ずばり3分っていってきたよ、流石に大商会を切り盛りしてきただけはある。


「ではパスタを10万個、チョコが2種類で1000箱、お酒が1000瓶

老眼鏡が200個、シャンプー1000瓶、リンス1000瓶、紙が1000袋

菓子が1000箱、胡椒を200グラムで1000袋、砂糖が500グラムで

1000袋です」


「これをパスタを金貨3000枚、チョコを金貨1500枚

お酒を金貨1200枚、老眼鏡が金貨500枚、シャンプーとリンスが

金貨180枚ずつ、紙が金貨200枚、菓子が金貨900枚、胡椒が金貨60枚

砂糖が金貨200枚」


「別にアルトハイムさんがしているやつより安い腕時計が1個金貨12枚で

100個で金貨1200枚で如何でしょうか?」


「ほう、随分、紙の価格が得に落ちましたな?」

「はい、定期的に購入していただけるとなると、当方も量産体制が整いましたので」


 量産体制はすでに整っていますが、言葉の綾ですね。


「では腕時計以外で金貨7920枚で腕時計が金貨1200枚ですな」


「お買い上げありがとうございます、後小麦がありましたらお譲り頂きたい

のですが、できれば5000キロ程都合はつくでしょうか?」


「構いませんよ、倉庫にその程度あるでしょう」


「ありがとうございます」

「では小麦は5000キロで金貨28枚で如何ですか?」


「それでは儲けがないのでは?」

「構いませんよ、原価は割っていません、値引いて頂いたお礼です」


 アルトハイムさんがアイテムボックスから金貨の束を出す、やはり

アイテムボックスに入れてたか、安全だもんな、自分が死ななければ。


「金貨9120枚から28枚差し引いて、金貨9092枚ですな、どうぞ」


 星金貨と金貨袋を取り出して星金貨90枚と金貨袋の中身をちょっと抜いて

92枚渡してきた、ラーメン屋で御釣りを渡す感覚のようだ。


「確かに受け取りました」


 マウンテンバイクを売り込もうと思ったが、まだそこまで信頼関係は

怪しいだろう、いったいこの商品をどのように捌いているのか。


「では夕方には小麦を満腹亭にお送りできますのでお受け取り下さい」


「いろいろありがとうございます、こちらアルト商会様宛に試して頂きたい

サンプルを各種3点ほど置いて行きますのでお店の方にでも試してもらって

頂ければ幸いです」


 そうして、20種類位の商品を置いて行く。


「では失礼します」


 ふう、9憶か原価の18倍ってとこか、パスタを辞めれば手間も省けるし

製法を教えるか、置いてきた商品に興味を持ってくれるとありがたいが。


 外にでてぶらぶら歩く、寒村に持っていく商品かそういう所に行ったことない

しな、野菜は傷むだろうし、タマネギとかなら持つか、後は酒か。


 そんな事を考えながら歩いていたら宿についてしまった、シャル達がなんとか

するだろう、女将さんとアニタちゃんは忙しそうだ、昼だしね。


 昼は簡単なランチメニューだけだ、ここで昨日の夕食と今朝の分の在庫処分を

しているのだろう、お値段もお手頃だお酒は軽めのやつだけ

酔っ払いがでると仕事が遅れるからな。


 部屋に戻っても誰もいないので、一人でヒルダとシャルの分のPCの設定を行う

なんか一人だとちょっと寂しいな、1時半すぎにみんなもどって来た。


「ただいまもどりました」

「おかえり」


「持ち切れなかったので宿に運んでもらえるよう頼んでおきました」

「こっちもだ」


「兄さま、この音はなんですか?」

「これは魔道具に魔力を注いでいるんだ」


「魔道具が魔道具に魔量を渡すんですか?!」

「そんな感じだと思ってくれ」


 納得してないようだが電気の説明してもわからんだろう。


 シャルがPCの説明でも聞きたいのか声を掛けてくる。

「カズマさん、どうやら我々が護送してきた盗賊のリーダー格の男と数人が

逃げたようです、衛兵が捜索していました」


「そうかやはり逃げたか」


「知っていたんですか?」

「知っていたわけじゃないが、たぶん仲間がミーナに潜伏していたんだろう」


「我々も探しに行った方がいいのでは?」

「気にするなどうせ、もう帝国領に馬で戻っている最中だろう」


「帝国ですか?」

「たぶんだが、あいつらは帝国兵だよ、公国への物資輸送の妨害が目的だろう」


「ではまた商隊を襲うのでは?」

「人数が減ってるから一時国に撤退すると思うよ、悪い感じの奴じゃなかったし」


 シャルは納得できなさそうだが、相手が職業軍人なら仕方あるまい

そもそも相手が本気だったらシャル以外死んでいただろう、感謝しなければ。


「とりあえず明日いく予定のダンジョンの事を聞いておこうか」


 まだ盗賊の事を気にしているようだが、過ぎたことは仕方ない

逃がしたのは俺たちでなければ問題ないはずだ。


「向かう目的のダンジョンは忘却のダンジョンと呼ばれ、高位のそれも

光魔法の冒険者がいないと踏破不可能なダンジョンです」


「という事はアンデッドが出るのか?」

「はい、もちろんでますし、安全エリアのようなものがほとんど存在しないので

かなり大きめの魔法の鞄の所持者しか入れません」


「それは確かに俺たち向きだ、冒険者が少ないのは大歓迎だからな」


「食事にするか、もう食堂はしまっただろう」

「兄さま、ハンバーグがいいです」


 すっかりレトルト食品に慣れてしまったな、この忙しさでは厨房は借りられ

ないし仕方なしか


「今度、借家でも借りたら美味しい料理を作ってやるからな」


「ハンバーグより美味しいの?」

「ああ、ハンバーグももっと美味しく作れるぞ、それ以外もな」


「兄さま楽しみにしています!」


 お湯でレトルト食品を温める、どうも柔らかすぎて困るんだよな

かつおのたたきとかマグロの刺身とか食べたいが、魚は買えないんだよ。


 ご贈答セットなら多少あるが、新鮮な魚がいいな、この世界では基本的に

魚を生で食べる習慣がないから、漁師に直接頼むか。


 みんなで軽めに食事をしてから2時間ほどすると、荷物がきたようなので

納屋にはこんでもらう、俺とヒルダだけ納屋の中で待機して中に入れた物を

片っ端からアイテムボックスへ入れる。


 作業が終わり俺は部屋に戻り、四人は夕飯だそうだ、食欲があるのは

良い事だな、ちょっと眠いのでベットに横になった。



 どうやら昨日は寝てしまったようだ、起きると午前4時みんなまだ寝てる

ので、久々に朝のランニングだ、この体はスキルの恩恵か高校時代より

かなりいう事をきく、5キロ程度走っただろうか、宿の井戸で顔を洗い

簡単に体を拭いて部屋に戻ると、みんなおきて準備完了のようだ。


「昨日は早くねてしまって悪かったな、用意ができているようなら行くか」


「「「「はい」」」」


 アニタちゃんが心配するからダンジョンに行くことは内緒にしてある。


 外にでて人通りがまだ少ない道をすすみ門をでてテテをバイクに変形させ

今回はシャルを後ろに乗せて、三人は可哀そうだが荷箱の中だ

ダンジョンに向かってメーターは振り切っているが時速300キロくらいか。


 途中から山道なのでだいぶ徐行運転だが2時間後にはダンジョンがある

村に到着、ダンジョンの入口は村のちょっと外にあるらしい。


 村につくと、シャルはどうやらある程度、この村に逗留していたらしく

何人か村人が挨拶してきた、有名人は凄いな。


「あちらの建物が村長の家です、行きましょう」


 村長の家と言っても、特に立派ではなく他の家より多少大きいだけだ

中に入ると村長らしき人が出迎えてくれた。


「ようこそ来てくださった、シャルロッテも久しいな」

「村長お久しぶりです」


「今日はダンジョンに潜る挨拶とこちらのカズマさんが食料を手配して

くれたので、そのご相談です」


「食料かそれはありがたいな、最近雨で道が悪くなり、商人が頻繁にきて

くれなくなっていたんだ、どの程度食料はあるのかな?」


「小麦が5000キロとエールが500瓶、野菜と調味料ですね」


「これはありがたい、それだけあれば当分過ごせるな」


「……しかし、今持ち合わせがあまりないのだが」


 そこでシャルが会話に割り込む、事前にこの事態は想定済みだ。


「村長、商人が来ていないという事は魔石や魔物の素材はあるんですよね?」


「ああ、もちろんあるぞ」


「では、それで代金を相殺してはどうでしょう?」

「こちらとしては助かるが、いいのか?」


「はい、カズマさんも問題ありませんよね?」

「ああ、問題ないぞ」


「ではお願いします」

「倉庫のような場所があればしばらく貸していただけますか?」


「商品を入れておきます」


「若い者に手伝わせましょうか?」

「いいえ、連れがいるので結構です、最終的に確認だけお願いします」


「わかりました、この家の裏手に倉庫があるのでそこへお願いします」


「かしこまりました、私はあまり魔物の事はわからないのでシャルに

代金分の魔石等の分別はお願いします」


 それだけ言ってさっさと倉庫へ向かう、手伝うとか言われると困るのだ。


 倉庫は100人で1か月分程度の在庫があったが、これが無くなったら

どうするつもりだったのやら、空いてるスペースに小麦と野菜と調味料を下す。


 まだこの世界で売ったことはないが瓶ビールを500瓶となりに置く

まあ今回は相手が商会じゃないので、原価の2倍程度で負けてやろう。


 村長宅に戻るとシャルが並べらえた品を鑑定していた、俺はどれをみても

よくわからない、鑑定さまもどれに価値があるかまでは表示してくれない。


「村長おわりました、代金は小麦が金貨30枚相当、調味料が金貨10枚相当

野菜が金貨1枚、エールが金貨3枚で金貨44枚位ですね」


「それでは輸送費が出まい、いいのか?」


「ええ、昔シャルロッテがお世話になっていたそうなのでご恩返しです」


「ありがたい、感謝する」


「シャルだいたいでいいぞ、選んだか?」


「はい、いい感じのがあったので」


「では商品の確認だけしていただければ、我々はすぐダンジョンに入ります」


「今、若い者を向かわせた、すぐ確認はおわるだろう」


 では待たせてもらうか、ダンジョンの最新情報も聞きたいし

それから1時間ほど最近どの程度の数のパーティがダンジョンに挑戦したとか

戦利品のお話とかを聞いた、基本的に冒険者は持って帰れない素材は

この村で少し安めに売り払い、高価な物だけ持ち帰るらしい。


 慣れた商人で20日ほどかかるとなると、冒険者でも半月程度かかるだろう

重たい肉とかは持てないな。


 しばらくして村の人が商品の確認が終わったようなので俺たちはダンジョン

に向かった、村の外と言っても、わずかに300メートル程しか離れていない。


 ダンジョンの前にいた男に話をするか、待たされることはないだろう。


「すいません、ダンジョンに5人で入りたいんですが、いくらですか?」


「おお、あんちゃんたちか、酒を運んでくれた商人は、今日はいらないぞ」


 どうやら近いだけあって村の中の事は筒抜けらしい、ご厚意に甘えよう。


 男きっと村人兼見張り役なんだろうがに会釈だけしてダンジョンに入った。


「これは暗いな、日の昇るちょっと前って言った感じだな」

「用意してきた、ロードバイク用のヘルメットにライトをつけて、探索開始」


 シャルが前で俺とサラが真ん中、ミラとヒルダが後方だ

10分程度進むと、前方から炎の玉が飛んできた、いきなり魔法攻撃とは

流石に高位ダンジョンだ。


「みんな迎撃だ」

「「「「ホーリアロー」」」」


 みんな光魔法で迎撃、レベルは低いのだが、この忘却のダンジョンでは光魔法が

必須のエリアがあるらしく、それまでにレベルをあげてくれとシャルから

頼まれている、ヒルダは流石にレベル8だ、かなり殲滅力がある。


 相手を確認するとオークメイジらしい、俺たちが2体、シャルが2体倒した。


 いきりなオークの上位種ですか、さすがに上位ダンジョンだ、俺も武器スキル

上げの為に前にでるか。



残高:23億3千9百万と金貨94枚


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