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音速異世界爆走記  作者: 風間サトシ
第一章
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第十九話:スキルポイント


やはり戦闘行為というのはアドレナリンが出るからでしょうか

頑張れるものです、カズマがんばりますよ。


 夜中の2時ジャストに起こされた、こいつら時計を使いこなしてる

そういえば、アルトハイムさんも慣れている頃だろうか?


 6時なので起こそうと思ったら、起きてましたよ。


「さあ、朝食べたら、ミラがフロッピーディスクを俺に渡してきた」


「これはなに?」


「お姉ちゃんが作った紙を進化させたら、こんなのが出来たの」


「ありがとな、ありがたく貰っておく」


 今朝は人もいないし、おにぎりとさんまの塩焼きだ、肩リスも出てきて

食べてる、さすが不思議生物、完全雑食、食事なしも大丈夫の高性能だ。


 朝を食べてから出発、乱獲しながら、4層に向かって突撃、もう相手の

動きも半分見切れるようになってきたので、基本を魔法から刀主流にして

斬りまくる、二人はLV4の約束を覚えているのか、弓を離さない。


 時計はもうあげたから、ドラマでも見せてやるか。


「死ぬのです」

「そこのオーク死んで頂きます」


 ふたりものりのり余裕があるな、俺もノリノリでいきますよ

それから1時間狩ったが、誰も上がらない、仕方ないので、次の4層へ。


 4層も景色は変わらないが若干、高さが高くなったような感じだ

とりあえず、刀をもって俺が先頭で二人が後方支援で、初めにでてきた

コウモリを狙うが届かない、【ウインドカッター】でいくが、今一威力が

仕方ないので、【ウオーターボール】で攻撃再開。


 どうやら風耐性がついていたようだ、こうもりは魔法で、次の猪は

【ウインドカッター】と刀で攻撃撃破、40分程進み、次の階段が

見えたあたりでトラさん登場ですよ、猛獣ですよ。


「【アクアフラッシュ】、【アクアフラッシュ】」

 てんぱってましたペコの魔法で4体瞬殺です、トラに刀はイメージ的に

怖い、しかしすでに槍より刀のほうがレベル高いので、仕方ない。


「すまいない、つい全力で倒してしまったよ」


「いえ、こちらも援護できずにすいません」


「がんばっていこうか」


 コウモリの次にまたトラ様ですが、今度は1頭、近接戦いってみるか。


 戦ってみると、地球のトラの強さは知らないが、相手は猪型と大して変わらん

ビビッて損した、これもスキルの恩恵か。


 それから40分程狩っていると、二人はレベルがあがって、弓スキルもLV4

になったらしい、動画一日2時間で了解してくれた。


「いくぞ、俺は倒れない限り回復しなくていいから、二人は殲滅に集中して」

「はい、しかし、弓矢が後30本程度位しかありません」


「そうかでは魔法主体で近接戦になったらお得意の短剣でお願いしようか」

「「はい」」


 二人ともトラの首に短剣で斬りつけてますよ、勇気あるな

そうこうしているうちに、トラと猪、あとは飛行系の魔物を倒して

次の階層に到着、時間もまだ4時なので、5層へ。


 5層は小川が流れている、岩も結構あるな、これは遠隔攻撃主体になりそうだ

5層は1層に戻るポータルと呼ばれる転送装置があるらしので、

とりあえずポータルを探しながら進む。


 ワニもどきは【ウインドカッター】で倒す、ちょっと外皮が堅そうだが

どうも火と水系はあまり効かない、雷系の【サンダー】に変更

火、風、土、水に比べ雷、氷は難しいようだ、時と無はさらに面倒だとか。


 雷系は汎用幅が多いので、練習しておいて損はないだろう

2体以下のグループ化してないのを狙って、倒していく、ちょっと二人は苦戦

気味なので、水の中にいるワニを中心に【サンダー】で倒していく、近寄って

きたら、刀で斬撃、流石によく斬れる。


 6時ごろに三人の雷魔法のLVが上がった、7時過ぎにミラのレベルが17に

それから30分ほどかけて、俺とサラがレベル5と18に上がった

今日は弓矢も残り少ないので、一旦ポータルで1層へ戻る。


 そこから、街行きの馬車に乗って宿をとって発電機でパソコンの電源補充

しながら就寝。


 翌朝、3人で10時ごろまで寝坊して、朝食はおわっていたので、屋台で

食べつつ、どうやら魔物の肉らいしが、気にせず食べれば美味しい。


 弓矢1000本買っておまけで金貨4枚に負けてもらった。


☆☆


 ダンジョンにバイクで戻り、ふたたび中へ入ろうとすると

一度転送したポータルは、またいけるらしい、5層からスタートだな。


 しかしポータルの前はかなり混んでいる、ここのポータルでは

一度に送れるのは4人迄、ポータルの魔法陣を作った人たちの技量次第

らしく、中位ダンジョンではこの位が相場らしい。


 しかも一つしかなく、多人数パーティだとどうしても分かれて飛ぶ必要が

出てくるので、それも足を引っ張っている。


 身分や冒険者ランクによってポータルの利用料が変わるらしく、それを職員

が計算して徴収いるので益々時間がかかるのか?自動改札機導入希望だな。


 計算徴収に5分、ポータルでの転移に2分として一回7分程度か

同一グループだと、計算部分が省かれるの転移の2分にみ

逆にソロだと転移時間が無駄になる。


 木で出来た整理券をもらい、これで番号を呼ばれるまで待つらしい

パーティで一人は列に並ぶ必要があるので、ソロの人は必然と毎回並ぶ訳だ。


「仕方ない、待つか」

「そうですね、ミラ並んでてくれるか?」


「ご主人、それはむごいです!」

「仕方ない俺が列に並ぼう、並ぶのはなれてるからな」


 また王城で渡された書類を読みながら列に並ぶ事1時間10分で

2番目になったので、二人を呼び寄せて貴族証を見せてポータル利用。


 5層到着、ワニ、ヘビ、大きい蛙と、連続で倒していく

蛙は大きさ3メートル程度の人でも乗れる程の大きさだが、外皮がワニより

硬くなくかなり斬りやすい、ヘビは動きが早いので【ウインドカッター】で

仕留めていく、そこから、4時間ほどたって、刀スキルがLV5になった

3人ともLvがあがり、俺サラミラは6、19,18レベルといい感じだ。


 意気揚々と次の6層へいくと、林になっているこれは二刀流には辛い

地形だが、がんばって進む、20分程度で初めての

お客はシルバーウルフ、銀色の外見で角があり、尻尾が長い

レベルを見ると20前後だ、狼の親戚なのか群れで行動している。


 久々の激戦、寄ってきては弱そうなミラに攻撃を仕掛けてきて、失敗すると

一時離脱の一撃離脱戦法だ、ミラをサラと二人で挟んで、戦闘継続。


 2時間程度戦ってもまだシルバーウルフに囲まれている状態だ。


 数が減ると増援が来る、最初から呼べばいいのにと敵の心配をしながら

各個撃破するが、途中でミラが初の負傷、サラが回復する間は俺が一人で

シルバーウルフの相手をする、左からくると思っているといきなり右へ

方向転換、刀で斬りつけた所で、背後から襲ってくる。


 いいコンビネーションだ、こちらも右足を軸に振り返りながら小太刀で

応戦、10分程するとサラとミラが戦線復帰、どうやら【魔力譲渡】で

魔力に問題ないようだが囲まれ続けるという状況が精神的負担に

なっているようで疲れが見える。


「二人とも疲れたか?」

「だいじょうぶです」


 どうも集中は解けてないようだが、疲れはあるようだ、スキルのレベル

上げをしたいが、二人にこれ以上怪我をさせるのは忍びない。

 

「【アクアフラッシュ】」


 8発も撃ち込むと、シルバーウルフは全滅した。


 ミラがレベルアップで俺が6、ミラが19でサラも19だ

小高い丘の上に迄移動して、休憩に入る、時間は午後4時だが

食事でいいだろう、こういう時はやはりアンパンか、肩リスを呼び出し

荷箱通販でアンパン6個、ジャムパンも6個購入して食べる

ミラは4個でもたりないようなのでメロンパンを2個追加で渡す。


 休憩した後、1時間程安全地帯を探す、ここは前の時より広く

縦横20メートル位の適度な広さだった、お客もいないのでゆっくり

みんなで机とイスをだしてくつろぐ。


「みんな、疲れただろうこのまま寝るか?」

「ご主人様、疲れはもう大丈夫です」


 どうも、先ほどの林の戦いで木を刀で何度かぶつけたようで、太刀の方が

傷ついてる、修復してもらわんときついな、パルチザンだと槍スキル

上げてないから辛い。


 仕方ない、スキルポイントも310あるし、上がり方はレベル2で30

レベル3で40と30を基礎変数として10加算されるようだ

スキルポイントを振ってみるか。


 槍スキルをレベル5にすると、スキルポイントが14ポイント消費

して296に減った、どうやらレベル2にするのに2、レベル3にするのに3と

レベル分減るらしい、それなら54でレベル10かお手頃だ。


 しかし、槍スキルを6にしようとしても変わらない、あろう事かスキルポイント

が293に減っている、失敗すると半分飛ぶのか?


 次は魔法だな、5層で風魔法のレベルが1つあがっているのでレベル4

とりあえずレベル5にすると5へって288、これは武器スキルと同じか

試しに風魔法レベル6にすると成功したが、282じゃなく、264になっていた。


 どうやらレベル6からは変数がかわるらしい、失敗しなくてよかったが。


☆☆


「ご主人様、先ほどから一人で何を考えこんでいるんですか?」


「いやね、刀が修理が必要だから武器スキルと魔法スキルを上げてたんだよ」


「まさかスキルポイントを使用されたんですか?!」

「もちろん、それ以外に方法あるの?」

「ありませんが、大事なスキルポイントをダンジョン内でお使いになるとは」


「まずかったかな?」

「失敗しませんでしたか?」


「一度失敗した」


 サラの顔が一瞬陰る、どうやら失敗を気にしているようだ、3ポイント位

どうという事もないだろうに、レベル10に挑戦して失敗したと思ったのか?


「サラは失敗したことがないの?」

「「ありません」」


 二人同時攻撃を食らってしまいました、やはり大事なんですね。


「でも300位あったし、失敗したけど3減っただけだよ」


「300もあるんですか、ご主人様はもうレベル24位まであがったんですか」

「レベル6だけど」


「レベル6だと30位にしかならないんじゃないでしょうか」

「そういうもんなの?」


「はい、スキルポイントは個体差はありますが、生まれたときに10所持して」

「レベルが上がることによりそのレベル分が加算されますので私とミラが現在

始めの10を足してレベル19で199です」


 普通はレベルの分だけポイントが入るのか、それは大切にするな


「それで失敗した理由ってわかる」


「スキルポイントを振る場合は武器スキルは武術スキルに魔法スキルとその他は

魔術スキルの2つに大別されます」


「共に同系統スキルの最大レベル以上にはスキルポイントを振ろうとすると

失敗して、振ったスキルポイントの半分を消失します」


 魔法スキルに振れて、武器スキルに振れなかったのは『魔力感知』スキルの

上限に抵触していなかったからか。


「私はそこまでスキルレベルを上げたことがありませんが、母の話では

レベル2と3と4と5迄がスキルレベルの2乗、レベル6と7がレベルの2乗に

してからさらにその数値を加えるので」


「レベル5から6にする場合は72になります」


「レベル8と9がレベルの2乗にしてさらにその倍数を加えます」

「レベル7から8にする場合は192になります」


「最後にスキルレベル10にする方法は秘匿されています、いるのかさえ

不明です」


 俺の場合はこちらの常識で2乗する所を2倍で済んでいるようだ

つまり俺だと5から6が24、7からは8が48か、9にして54か

武器と魔法一つ極めれば、後はかなり楽ができそうだ。


「ご主人様スキルレベルの低い時に限ってですが、私が上手く改変できて

それをミラが進化できれば、スキルポイントの大きな節約になります」


「そうだね、高いスキルは確かに改変は運だけど、低いやつは今後

改変をお願いするよ」


「はい、寝る前に言っていただければ、毎日でもやれます!」


「とりあえずスキルポイントはどの程度確保したいのかな?」


「ミラは300位がいいです」


「じゃあとりあえずサラとミラのレベルを24迄上げれば

ポイントが309で目標超えるね」


「「はい」」


 目指せ半端だけどレベル24、俺は10位になればいいかな。





残金:15億4千万と金貨5枚


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