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音速異世界爆走記  作者: 風間サトシ
第一章
19/81

第十八話:ユニークスキルと中位ダンジョン


 レベルという概念自体は存在昔も存在していたが、それは架空上の存在

そんなのあったらいいな?が現実を離れたゲームの世界で実現したのでしょう。


 今日は8時ごろには起きれたので食事を取り出かけます。

ダンジョンについては図書館で勉強しましたが、やはり知識だけでは不安も

あります、死ななければなんとかなりそうなので、必要なのはポーションの

あたりでしょうか?、解毒剤も必要ですね。


 魔法薬店でB級のHPポーションを10本、MPポーションを10本

追加で20本毒消しと麻痺回復薬を購入します

ちょっとだけ値引きしてくれて、金貨280枚です

早く回復魔法の修練を積んでもらいましょう。


 テントや寝袋は荷箱を積んだまま旅行に行ったときに使ったことがあるので

買えるのですが、日本のテントを他の方に見せる訳にもいかないので

テントだけ購入です、2つ購入しようとしたら、サラが1つでいいと

言ってくれました、これは分かれているより、一緒の方が安全だからという

悲しい理由でしたが、ここで挫けてはいけません。


「食事、食材、テント、毛布、調理器具、食器、他に必要な物ってあるかサラ」


「それで大丈夫だと思います」

「そか、良かった」


 宿に戻り、みんなでダンジョンのお話。


「それで、そろそろ互いの信頼関係も少しは築けたかなっと思うし」


「聞きたい事があるんだけど、いいかな?」


「ご主人さま、わたしたちに答えられる事なら、なんでもお答えします」


「じゃあ、二人のユニークスキルについて教えてもらえるかな?」


 シーンと静まりかえる室内、やはり言いたくないかな?


「無理にっていうわけじゃないから、ダンジョンにいくのに相方の能力が

ちょっと把握しておきたかっただけだよ、『星の改変』とか、『星の進化』

ってなんかこの世界自体に影響を与えそうな名前だからね」


 10分ほど経った後、サラが話始めた


「ご主人様は私たちのスキルが見えるんですね?」


「言ってなかったけ、ユニークスキルの内容はわからないけど、スキル名はね」


「私の『星の改変』というのは、名前の意味はよくわかりませんが、物や

スキルの内容を変化させられるユニークスキルです」


 星っていうのは万物って事か、この世界では惑星っていう概念はないのかな

スキルを変えられるっていうのはいいのか、悪いのかどうだろう。


「物の内容を変化させられるっていうのは、銀貨を金貨に変えたりできるの?」


「いえ、何に代わるかは神の思し召し次第です、スキルを使うと光が見えて

その光の中から一つ選んで、それを取り出せます、スキルの場合はそれを変化

させて、自分もしくは他の生物や物に移す事が可能です」


 やや、ちょっと内容が俺の予想の斜め上を行ってるな

物が変化するけど、なぜか選択制、スキルは他の生物へ渡せるという事は

他人にスキルを譲渡可能な訳だな、運次第となるが時間さえあればチートだ。


「それはすごいな、トライ&エラーで何度も試せば凄い物や良スキルに

なるわけだ、それだけで生きていけるな」


「物を変化させると言っても、どう変化するかわかりませんのし」


「家にあったフォークで試した時は小さな短剣に、宝石で試した時は魔石に」

「それに一度にMPが200も必要なんです」


「確かに微妙だね、でも物は買いなおせばいいし、わるくないんじゃないかな?」


 なんかミラの視線が熱いけど、なんかいいたいのか、振ってやるか。


「ミラのはもっと凄いのか?」


「もちろんなの、お姉ちゃんが作ったのを進化させられるの♪」


「それは凄いな、進化っていうとどの位」


「短剣の時は大きな剣に魔石の時は魔力の大きい魔石に変えられたよ」


「凄いな、大きな剣の次は?」


「大きな大剣、その次は、材質が違う大剣、その次は壊れちゃった」


 系統は同じで進化して、運次第で失敗すると壊れるのか

どこで強化をやめるかが鍵だな、ギャンブルは苦手なんだけどな。


「じゃあ、サラこの薄い板を改変してみてくれる」


「はい、やってみます、【星の改変】」


 1分ほど待つとDVDのディスクは元のままだが、もう一枚別のディスクが

現れた、別のディスクのほうは見たことのないタイプのディスクだ

いや、これはオークションで見たことがある、VHDってやつか?

すごいじゃないか、2枚に増えたぞ。


「すごいじゃないか、2つになる事もあるのか?」


「いえ、2つになった事なんか今までありません、初めてです」


 もしかして、異世界の物は改変できずに残り、別に一つ改変物ができたのか

これはお得度2倍じゃないか、これはいける


「もう一回このディスクを改変してみてくれる?」


「それは無理です、妹と違って同じ物は一度しか改変できません」

「そうか、じゃさっきのディスクの続編のディスクを改変してみてくれる」


 今度はディスクは元のまま、別に現れたのはブルーレイディスクだった

これは素晴らしい、異世界品が元に残るのはほぼ確定だな。


「じゃあ、次は使ってるパソコンを改変してみて」


「すいません、もうMPがありません」


「そうか、ちょっと手をだして、行け【魔力譲渡】」


「魔力が回復します、凄いです」

「じゃあもう一回いってみようか」


 すると次は別にでてきたのは紙だった、それになんか疲れているようだ

確かに運だな、だが基本的にはサラのMPと努力と集中力のみだ。


「サラ疲れたのか?」

「すいません、何回も使うと集中が切れてしまって」


「問題ないよ、実験は大成功だ」


「ではミラ、このディスクを進化させてみてくれるかな?」


「はいやるです、期待するのです、【星の進化】」


 DVDディスクのタイトルが1話から2話に代わってる、もう一度やって

もらうと、DVDプレーヤーになり、3回目で失敗して消失。


「おう凄いじゃないか、2回も進化したぞ」


「ありがとなのです、わたしすごいです」


「ああ、すごいぞ、次いけるか?」

「お姉ちゃんと一緒でもう魔力がないですし、すごく疲れたです」


 MPがミラの方が低いのに3回できたということは消費MPに差があるのか

3回目はMPが足りなく失敗したのか、どちらか、とにかく疲れてしまっては

仕方ないか、異世界品との相性は抜群だな。


「二人ともよくやってくれた、すぐれたスキルだな」


「ミラは休んでから、また同じ物にスキルを使用できないのか?」

「それは無理なのです、MPが半分位回復してから試しても

もう進化しないです」


 時間制限ありか、まあ当たり前か、そこはいいとしようとりあえず

3回成功を目指すか、レベルが上がってMPが上がれば行けるかもしれん。


「とりあえず、二人ともつかれたなら今日は寝るか、暇な時に検証しよう」


 二人はそのまま、横になって眠りについた、サラまで10分程で寝るとは

腕立て100回位の体力消耗があるのかも知れない。


 とりあえず、結果をPCに記録しておこう、後の検証に約に立つだろう

統計はデーターの積み重ねだからな、ふー、ちょっと根を詰めたな俺も寝るか。



 朝になって起きるとサラとミラは食事にいったようだ、起きて俺も食事

を取りながら話して見ると、どうやら朝には疲れもすっかり取れたらしい。


 女将にこのまま出発する旨を伝えてそのままラーナに向かった。


☆☆


 1時間もかからずラーナに着き、冒険者ギルドでダンジョンの情報を聞く

あまり有益な情報はない、金の力に頼るのもいいが、お試しだしなんとか

なるだろう、食事には早いので、武器屋や防具屋を数件覗いたが、どうも

ピンキリだ、儲かっているやつはいるようだな。


 準備はできているし、ブラブラしててもしょうがないので。


「サラどうする?明日からにするか?今なら宿も取り放題だぞ」


「ご主人様、問題ありません、私たちも早くダンジョンに行きたいです」


「そうか、じゃあ行くか、ミラもいいか?」

「ミラも大丈夫です」


 近いらしいので、歩いてダンジョンに向かう、歩いて1時間程度だ

入口にギルド職員がいるらしいので、話しかける

始めにギルド証を見せたら、出直してこい的な事を言われたが貴族証を

見せたら、慌てて入れてくれた、もちろん料金無料発動。


 20分程度待ってから中に入ると、周りは土の壁で、高さは4メートル程度

多少注意をしながら3人とも弓装備で進むが、魔物がほとんどいない、いても

取られるというハプニング、みんな燃えてるな。


 40分程度進むと地下へ進む階段があったので、下へ進む、2層目は1層目と

対して代わり映えしないが、冒険者の数は多少減っている。


 進むと20分程度で初モンスター登場、コボルトってやつだな

適当に弓を撃つが3人でやっと倒せる感じだ、前のオークより強いだと

コボルトの分際でこれがダンジョン生まれのサラブレッドなのかな。


 結局2層もその後、2回ほどコボルトが出てきただけで終わり、ミラはレベル

が一つ上がったらしいが、俺とサラは変わらず、なぜかな経験値テーブルは

ないのだろうか?


 3層に到達して、オーク登場ですよ、弓10発当たってやっと倒れる感じです

この落差が怖いな、結局【アクアフラッシュ】を使用して20体倒したところで

やっと団体様のおかえりだ。


「ちょっと強かったですね、弓だけだと、一度に相手可能なのは2体が

限界ですね」


「そうだな、2体までなら弓と攻撃魔法で、それ以上なら俺が倒そう」


「スライムか、風魔法でいくぞ」

「「「【ウインドカッター】」」」


 3人で撃ちこんで、まだ倒れない、2セット目でなんとか倒れた

そこでついに来た来た「ピコーンピコーン」と頭の中でアラームが鳴る感覚

こうがレベルアップか?


「お、レベルがあがったぞ」

「「おめでとうございます」」


 早速ステータス確認してみる。


カズマ・ダテ 15才 人種 レベル2


スキルポイント:90

HP:12600

MP:63000


ユニークスキル:言語理解、機動馬車倉庫、タララ預金、他力本願

ペコ神の加護


スキル:魔力感知LV6、魔力操作LV6、火魔法LV1、風魔法LV3

土魔法LV1、水魔法LV3、氷魔法LV1、雷魔法LV1、光魔法LV3

闇魔法LV1、時魔法LV1、無魔法LV1

剣スキルLV1、槍スキルLV1、弓スキルLV3、刀スキルLV1

鍛冶LV1、木工LV1、錬金LV1、料理LV1、魔道具作成LV1

ペコの魔法LV2、時間操作、アイテムボックス


職業:エルミール王国貴族

所属:エルミール王国

賞罰:なし


 HP,MP共にいい上がり具合で魔法スキルもいい感じだし

なんといってもスキルポイントの30アップとペコの魔法の1アップが

大きい。


「よーしどんどんいこうか」

「はいです」

「わかりました」


 次は黒い狼だ、名前は忘れたが、行ってみるか2匹だし。


「いくぞ【ウインドカッター】」

「いくわよ、【ファイアーボール】」

「轟け【ファイアボール】」


 二人は火系に変更したようだ、1体3人の1セットで2匹倒した

どうやら、素早さは上のようだが、耐久力は並み程度か。


 それから、狼とオークとスライムがランダムで出てきた、3体までなんとか

なるが、4体目が来ると危ないので伝家の宝刀の名刀登場だが、当たらん

俺の心に火が付いた、それからは【ウインドカッター】を撃ちながらとどめに

刀のコンボで倒していく、二人の魔力が切れたようなので、【魔力譲渡】を挟み

ながら、夜8時まで狩りまくった。


「よし、俺もまたレベルアップだ」

「わたしはレベルが2つあがりました」

「わたしは合計3つあがったの」


 俺が3、サラが14、ミラが13、悪くない、これはガンガンいこうぜ。


「ご主人、疲れたです」


「サラも疲れたか?」

「はい、少しだけ」


「じゃあ、今日は安全地帯がある場所まで戻って、休むか」


 3人で20分もどると酒場2件分程度の空間に3グループの先客がいた

俺たちは女性もいるので、左奥のスペースへ行って、テントを張って

買っておいた料理をテントの中で食べながら、30分程度今日の反省

温かい料理はさすがにみんなの前では食べられない。


 二人は就寝、俺は残念ながら見張りですよ。


 周りには女性の冒険者もいるが、命の軽い世界では油断できない。


 光の魔道具で明かりを取りながら、貴族の心得らしき書物を読む、字が

小さいぞ、誰だ書いた奴は、2冊読み終わった辺りで朝なのか周りの

冒険者が朝の用意を始めた、時計を見ると、朝5時35分、この人たちは

暗いのに感で時間がわかるのだろうか?


 朝から寝ないでハイテンション、レベル上げ大好き人間としては燃える

左に小太刀を抜いて、2当流もどきで魔法も挟みながら、乱獲状態

昨日の初戦がウソのような快進撃、途中で右手を怪我したが、サラが治して

くれるというので、任せて、2人で乱獲を続ける。


 サラの魔法も上達よいらしく、すぐ治った、そして3人で乱獲

俺が1つ、ふたりが2つレベルがあがった所で今日は終了。


 俺が就寝、二人が見張りです、もちろん夜中に交代です、今日は人がいなかった

ゆっくりです。




残金:15億4千万と金貨10枚


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