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第八話 謎の機体

これからはペースを安定させて更新したいと思います。

戦場に表れた3機の新型機。

フェザー小隊の3機はその3機との交戦準備を開始した。

「……早い」

敵機の移動速度を確認した遥が呟く。

表れた3機は橙色系のカラーリングであった。

涼達から見て、中央の1機は槍を持った近接戦闘特化型、右側の機体は各種兵装をバランス良く装備した万能型、左側の機体は最小限の武器のみを持った高機動型と推測された。

それぞれ、R1、R2、R3のコードネームが作戦部より割り当てられた。

「遥、マーティ、バックアップを頼む!」

「OK!」

「任せて!」

二人が応答を返すと同時にフェザー小隊の3機は交戦を開始する。

「当たれ!」

シグルスがにサブマシンガンでR2に攻撃する。

R2はそれを回避すると、右手をシグルスの方に向けて、内蔵していた攻撃用アンカーを射出する。

「ちっ!」

ギリギリでシグルスはSFの両手に付属しているハンドシールドで防御したが、右腕のハンドシールドが破損してしまった。

「マーティ、下がって!」

アタランテがレールガンを構えR2に攻撃する。

だが、R2はそれを回避する。

しかも、R3がアタランテの後方に周り込んでいた。

「しまった」

慌てながらも前方に動く事でR3のナイフを回避する。

回避した後、オラシオンがソードでR3に攻撃するが、回避された。

「遥、大丈夫か?」

涼がオラシオンから通信を入れる。

「何とかね」

「こっちも問題ない」

マーティからも応答が返ってくる。

だが、それと同時にR1が右からオラシオンに槍を構えて来た。

「涼!右!」

「分かってる!」

オラシオンはソードでR1の槍を受け止める。

「危なかった……。」

涼が一つ息をつく

「マーティ、遥、陣形を組み直そう。遥は後ろから援護射撃を、マーティは俺と格闘戦を仕掛けていくぞ」

「あいよ」

「ええ」

アタランテは後ろに下がりレールガンを、シグルスとオラシオンはソードを構える。

「行くぞ!」

「おうよ!」

「ええ!」

アタランテが敵機を三機同時にロックし、動き回りつつレールガンを連射する。

三機はそれを回避していくが、レールガン連射の狙いは敵に命中させることではない。

「隙あり!」

R1が回避動作をとった一瞬の隙をつき、オラシオンがR1に斬りつける。

R1は左手で防ぐが左手のシールドを破損させる事に成功した。

R1は右手のアンカーで攻撃するが、

「おっと」

オラシオンはそれをギリギリながらも回避する。

「盾の借りだ!」

シグルスはR2に斬りつけ、R2の右手のシールドを破壊する。

R2はもう一度、左手から攻撃用アンカーで攻撃するが、

「同じ手を二度も食らうか!」

シグルスは攻撃用アンカーを切り落とす。

だが、R3がハンドガンでオラシオンに狙いを定める。

「ヤバ……」

涼が焦りを感じたが、

「させない!」

アタランテが狙撃した弾丸がR3のハンドガンを撃ち落とす。

「助かった、遥」

「気にしなくていい」

「よし、もう一回仕掛けるぞ」

フェザー小隊は陣形を組み直し、もう一度攻撃を仕掛けようとするが、交戦宙域の敵機が撤退していった。

「何だ?」

「フェザー1へ報告。地球軍が第4宇宙拠点の奪回に成功。一時如月に帰還して下さい。」

如月オペレーターのジーナからの通信が入ってきた。




如月のブリッジでは、新型コンピューター『ネレウス』による戦況の分析がなされていた。

「宮部副長、敵はどのような行動をとると思う?」

「私の考えでは、宇宙連盟軍は第4拠点の防衛戦力を残りの拠点に集めて、残りの宇宙拠点を防衛に出るか、兵力の一部を第4宇宙拠点の再獲得に回すかの2つに1つですね。」

「そうか、なら本艦は第5宇宙拠点に一時帰還し、4時間で補給と休憩を済ませた後、残りの拠点奪回作戦を実行する。白川小尉、本艦の進路を第5宇宙拠点へ転進してくれ」

「了解。フェザー小隊を収容後、第5宇宙拠点へ向かいます。」

2分程してフェザー小隊が帰還した。


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