7:危険
リストを見た龍、優火、受け付けの人はある1つの牢屋の前まで来ていた。この中にいるのはD.エストである。
受け付けは危険だからここから先は二人で行けと言った。
優火は龍の服を持ったまま着いてくる。
龍は牢屋の鍵を開けてからその鍵を受け付けに投げ戻した。
そして中に入っていった。
中は先ほどと同様薄暗く薬品の匂いが辺りを漂っていた。部屋の中は薬品棚でいっぱいであった。棚と棚との間を進んで行くと部屋の端から端まである長細い机その上には実験器具が置いてあり机の一番右には椅子が1つ置いてあった。
その椅子の上に一人の男性が座っていた。男もこちらに気がついてこっちを見てきた。男の容姿は黒髪のテンパで緑色の瞳をしている。服はタキシードのような黒服の正装の上に白衣を着ていた。
龍「おまえがD.エストだな?」
D「そうだが。何用だ?」とめんどくさそうに答えた。
龍「おまえを俺のギルドメンバーにするために来た。」
D「俺のことを知った上で言ってんの?」挑発ぎみに言ってきた。
龍「あたりめーだろ。危険なのも承知して言ってんだよ。」
D「俺が裏切ったら?」
龍「その時の気分でおまえの処分を決める」
D「おー、恐ろし。」と笑いながら言った
話を聞いていた。優火は龍に小声で言った。
優火「やめましょうよ。こんな危険な人。」
龍「嫌だね。受け入れられないならおまえが出ていけ。」と面白がりながら言った。
優火「嫌ですよ!せっかくギルドに入れてもらったのに」
龍「じゃあ、受け入れろ」
D「そっちの話終わったかな?」
龍「ああ、それでどうする?一生ここでいるか、俺らの仲間になって面白おかしく過ごすか、どっちにする?」
Dは龍の言った。一生という言葉についてひっかかり聞こうとしたが面白い考えが頭の中に浮かんだので、それを実行してから聞くことにした。
D「いいだろう。俺もお前らのギルドに入ってやる。」と言って立ち上がった。龍より身長は高かった。
龍は微笑しながら言った。
龍「ようこそ。ギルド、アウトサイダーへ。まだ俺のことをいってなかったな。俺がギルマスの狂月 龍だ。こっちの俺の裏に隠れているちびが猛鬼 優火だ。」とあえて能力のことは言わなかった。
優火「よ、よろしくお願いします。」
D「私はD.エストだ。能力は知ってのとおりだ。これからよろしく」
そして3人は牢屋を後にした。