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2:変化

ギナービに着きギルド本部に歩を進めた。

ギルド本部に入ると他のギルドの者がこちらを見て、怪我や負傷者がいないのを驚く者、不思議がる者がいた。そして受付まで行くとクエストを受理してくれた受付係りがいた。その人のところに行った。

龍「クエストクリアしたぞ」と素っ気なく言いクエストの紙をカウンターの上に置いた。

受付係り「本当にクリアしたんですか?」

D「ああ、相手を倒すのを俺と優火は見ていた」

受付係り「証拠はあるんですか?」

龍「ない」ときっぱり言った。

受付係り「それじゃ、クエストクリアにはできません」

龍「やっぱりか」

これは余談なのだが、この世界ではクエストクリアのために敵やモンスターを倒した証拠がいる。例えば、そのモンスターや敵を倒して盗ったり剥ぎ取って持って帰って来た素材や、ギルド本部内でレンタルできるビデオカメラでその時の映像を撮っておく必要がある。なのでこの前の盗賊討伐のときはクエスト自体が初めてだったため金額は半分になったが一応報酬は貰えた。で今に至るがそのときのことを忘れていた龍である。

龍「じゃあしゃーないか。クエスト失敗にしといてくれ」とあっさり諦めた。あまりにもあっさりと諦めたので受付係りもちょっと困惑していた。

優火「いいんですか?このクエストの報酬金はかなり多くなかったですか?」

龍「いいよ、別にそれが本当の目的で来たわけじゃないし」

受付係り「別の要件があるんですか?」

龍「ああ。これから俺らのギルドを中立ギルドにしてほしくて来たんだ」

受付係りはさらに困惑した。こんな出来て間もないギルドを中立にしていいのかを。でも申請してきたのだからと納得して申請を受け入れた。

受付係り「ギルド(家)はあるんですか」

龍「一応用意してある」

受付係り「じゃあいいんですね?」

龍「あたりまえだ」と言ってギルドを出た。

ギルドを出ると太陽は自分達の真上まで昇り今は昼どきであった。

D「腹減ったな」

優火「昨日の朝からなにも食べてませんもんね」

龍「しゃーねーなー、何か夜飯用に何か買って帰るか」飯という言葉に反応して

優火&D「ラジャー」

・・・一時間後・・・

D「ていうか本当に料理できんのか?」と龍に心配して聞いた。

龍「あたりまえだ、いろいろと食材見て思ったんだがこの世界の食材と俺が住んでた世界の食材が全く一緒だから料理はできる」と自信満々に言った。という会話をしていたらいつの間にか城に着いた。門を開けて中庭に入ると一人城を見上げて立っていた。

龍「あれ・・・誰だ?」

龍がそう言うと他の二人も見た。

ゴスロリを着ているのを見てイアだと判断できるが明らかに違う所があった。伸長が伸びていた。だいたいさっきまでは優火と同じくらいだったのに今は龍よりちょっと小さいくらいだった。そしてこっちに振り返って歩いて来た。

D「おまえイアなのか?」

イア「当たり前じゃない」即答であった。

龍「さっきよりも成長してないか?」

優火「僕よりも背が高く・・・」

近くに来てはっきりとわかったが伸長が伸びているだけじゃなくさっきまでの子どものような容姿ではなく大人の女性を思わせるような妖艶な容姿になっていた。ゴスロリ自体もその体に合うように形が変わっていた。さっきまでは全身を覆い隠すようになっていたが今は二の腕から脇にかけて露出させた形になっている。

イア「この体のことね。えっとね、この城には私の血が至るところに付着してたの、だからその血を全て体の中に入れるとこうなるの」とぶっきらぼうに言った。

イア「でこの城を要望どおりにしたわよ」

龍「あんがとよ、今食材を買って来た所だ中に入って飯にするか」

D「Yeah!」

優火「ご飯だー!」

イア「肉はあるのよね」

と皆それぞれの意見を言いつつ城の中に姿を消した。

所持金

6200→358

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