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4話 ◎3人集まったし花壇に行こう!Ω


ヒマワリが咲いた……







 ベッドから体を起こす。

 俺、芯葉久喜の今日は目覚めが悪かった。

 頭が痛い。


 小さい頃の夢を見た竹や雑木林が綺麗に並ぶあそこにいた女の子の名前、それは、確か……



 『鈴白蘭さんだった』



 今日は15分くらい早く学校に行くことにした。


 学校につくと席は一人の女性が既に座っていた。

 

 窓から差し込む陽気な光が当たり華々しく見える。


 日舞輪里さんだ。相変わらず可愛いな。自分とは釣り合ってないとか考えながら自分の席に荷物を置く。


 その音に気づき日舞さんがこちらに来る。


「おはよう芯葉くん、これから花壇一緒にやるのよろしくね!」


 日舞さん朝だと言うのにすごく元気な挨拶をする。


「こちらこそよろしく」

 

「それで花壇の方はもう言っていいのかな?時間合ってた?」


 「鈴白さんまだ来てないしもうちょっと待ってよう。授業始まったら昼休みに行けばいいし」


「そうだね」


 そう話してるうちにガラガラ扉が開く。


「ごめんなさい遅れたわ」


 話してると鈴白さんが来た。


「いや全然遅れてないですよ」


「そうだよ!」


「それじゃ3人集まったし花壇行こう!」


 日舞さんが顔を乗り出して俺達に言ってきた。



 

 場所は学校の校門近くに花壇はあるって先生が昨日言っていた。

 花壇の場所に着く。


「ってほんとに何もされてないな」


 茶色い枠で囲われた学校机6つほどのスペースのある花壇が土も何もない状態で置かれている。


 すると――


 キラキラキラッ


 光る玉のようなものが沢山だが一瞬だけ、見えた気がした。


 気のせいか?


 首を傾げてると隣にいる日舞さんと鈴白さんも何か訝しんでいるように見えた。


「あの、もしかして今の光る玉見えた?」


 俺はおかしなやつ扱いされるかもと思いつつも二人の反応が妙なので決意を固め聞いてみた。

 

「やっぱり、幻覚だと思ったわ」


 驚いた表情で鈴白さんが話してくれた。


「私も見えた!」


 日舞さんも驚いた表情でこちらに話す。


 「……」 


 一同無言になる。


 何だったんだ今のは……

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