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1話 ◎春夏秋冬、春の始まりΩ


 春夏秋冬、その季節ごとに見れる景色は変わって行く。

 俺達の1年間の物語は今後、何を見せどう変わって行けるのだろうか……






 ヒマワリ、スズランが咲いた……






 

「三度の飯よりラノベ好き芯葉久喜(しんばくき)です。よろしく!」

俺、芯葉久喜は高校入学初日にするクラスの自己紹介をかっこよく決めることに成功した。


「まじかよ」「あいつやったぞ」等、周りからの少し引いた言葉も掛けられてはいるが、そこは気にしないでいこう。

 周りの声をスルーしつつ席につく。


 季節は春。

 桜が満開に咲く頃合いだ。通り道に桜の木がないからちゃんと咲いてるのか分からないがニュースで言ってた。


 俺が入ったのは東京にある高校。偏差値は高くもなく低くもない可もなく不可もなくの学校に入学した。

 家は実家に住んでいて学校までの距離も遠くない、バスで数十分の場所なのでこの学校に受験合格できてよかった。


 次々に自己紹介が終わっていく。

 そんな中人気は目立つ、あ、俺とは違ったまともな意味で注目を浴びていた。

 日舞輪里(ひまいわり)鈴白蘭(すずしろらん)

 一言で言うと日舞輪里はにこやか元気。

 鈴白蘭はパット見清楚おしとやかって感じだ。


 日舞さんの方は別に同じ中学って言うわけでもないのに入学前からこの学校に来ることを何故か俺も知っていた位には有名な人気美女である。

 正直言ってとにかく可愛い2人。

 そんな2人なので自己紹介の時はかなりざわ付いていた。


 特別話せることはこれぐらいだ。あの2人とも別に何か接点があるわけでもないし席も離れているからたまに遠くから騒がれているのを確認するぐらいだろう。




 自己紹介や他の行事も全て終わり帰ろうとしていたところで……


「日舞、鈴白、芯葉ちょっといいか?」


 突然担任の先生に呼び出される。しかも呼ばれたのはあの日舞さんと鈴白さんと何故か俺。

 何故俺が、何故この3人なのか凄く気になるが呼ばれたので取り敢えず行ってみる。

 2人も何故呼ばれたのか分からないようで少し困惑していた。


「急に呼び出して悪るいね、実は3人には急だけど頼みたいことがあって、今学校に新しく花壇が作られたんだがその花壇はまだ何もされてない真っさらな状態なんだ」


 身振り手振りで分かりやすく先生が俺達3人に続けて話す。


「教職員で会議をした結果せっかくだしこう言っちゃああれだけどものは試しに新一年生に花壇の面倒を全部丸投げしてみないかって案が出てその案に先生、君たち3人がいいと思うんだってつい言っちゃってね」


「え」「え」


 俺と日舞さんが口を揃えて同じ反応をした。

 そんな中、冷静に鈴白さんが質問する。


「先生、どうして私達なんでしょうか」


「うん。君達の名前が花っぽいから」


「え」「え」「ぇ」


 日舞さんと反応がまた被った。

 2回連続で被りなんかお互い恥ずかしくなり相手のことをチラ見した後斜め下へ顔を逸らす。

 今回は小声で鈴白さんも驚いていた。心なしか仲間が増えたそんな気持ちになった。


 まあ確かに日舞さん日舞輪里でひまわりっぽい。

 鈴白さんは鈴白蘭ですずらんって感じた。

 んで俺は芯葉久喜だから……だから、なんだ?

 

先生に質問する。


「先生俺の名前は別に花っぽくないですよ」


「芯葉はな花を支える茎って感じがするから選んだんだ」


 なんかアバウトだな。まあ確かにそうだけど。


「先生それだけですか?」


「あとー鈴白さんは実家が花園もやってるって耳にしたからだな花壇の手入れくらい余裕かなって」


 それを聞いた鈴白さんが落ち着いた表情で話す。


「まあ確かにできます」


 日舞さんが驚嘆する。


「へー」


 俺も内心驚いている。鈴白さんって菜園やってるだ。


「3人に頼めないかな」


……


 3人が悩む。


 鈴白さんが話し出す。


「私は別にいいですよ」


 続けて日舞さんも。


「なら私もやってみようかなーなんて、えへ」


 え、このクラスで嫌、この学校で1番人気と言っても過言ではない2人がやる?これで俺がやるって言ったらどうなるんだ…冷静になれ俺。ここで判断を誤ったらなんかやばいことになるぞ。


 え、あれだこれはハーレム…ではないか2人は好意をこっちに向けてないしいやいやいやいや向けてなくてもだ。これは超絶可愛い美女が両手に花のチャンス!!

 でも周りの男子から妬まれるピンチ!!でもあるんじゃないのか?


 あ〜どうしたらいいんだーー!!!!


 激しく頭を抱えて悩んでいた俺が不自然すぎたようで先生が声を掛けてくる


「べ、別に無理してやらなくてもいいんだぞ。じゃあ芯葉は辞めておくか別に2人でも…」


「先生俺やります!」




 こうして俺達は花壇の手入れと言う仕事を与えられ交わって行くことになれた。



 どうも初めまして、幸雪ゆきゆきと申します。 

 まずはこのお話しを読んでくださりありがとうございます!

 この作品についてはゆる~く趣味で書けていけたらなと思っていますがそれでも皆様の声援がとっても励みになりますので感想、評価、ブックマーク等是非よろしくお願い致します!

 声援を貰ってみたいです笑

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