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【プロットタイプ】鏡花

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

昨日の狂人ちゃんの名前です。

明日は瑠衣たんとの約束を書きたいです。まとめられたら。

幼い頃から、不思議ちゃんと呼ばれていた。何を考えているか分からないとも。だから周り皆寄り付かず、他人との楽しい思い出があまり無い。だから周りと培って形成される『人格』というのが存在しない。

その代わりに、他者の行動を見て育った。人と話す時はどうするのか、どんな表情をするのか、どんな口調なのか。どんなトーンなのか。其れを徹底的に分析して、其れを元に人間関係を築いてきた。

そうしたら、何時しか周りは皆、私のことを『面白い子』と呼ぶようになっていた。

私は『自我』と呼ばれる物が存在してないか、『自我』を模しただけの存在なのだ。けれども何の問題があろうか? 中身が伽藍堂であろうとも、其れに気づかれなければ何の問題もない。

そう……思っていたのだ。


「あの、創作部の傾向ってその……何か賞を目指していたり、出版社に応募したり、そこまで目指している部活なのでしょうか?」

私は『創作部』という部活の噂を二つ聞いた。一つは帰宅部一歩手前、適当に部活に来て、駄弁るだけの部活。創作部とは名ばかりの部活動。そしてもう一つは賞を受賞する為に、周りを巻き込んで創作をする部活。その為に自分の作品の批判も大いに受けて、辞退した人もいるとも。

「ガチでやってるグループも居るし、緩くやってるグループもあるよ。執筆だけじゃない。イラストを描く人も、台本を描く人も居る。何せ、大昔に廃部を免れる為に、『創作』をやってる部活を合併したのが始まりだって伝説があるぐらいだし。だから」

先輩はじっと私の顔を見て、僅かに口角をあげた。それはまるで私を試す様に。

「ガチで執筆やりたいって言うならば、あそこの端っこに座って、マネキン片手に黙々と書いているグループに入りな。本当に、あの子達はガチだよ。自分さえ滅ぼす程に、創作に熱量燃やす、猛者達だよ」

其れが今のガチ勢どもとの出会いである。そして、私と約束を交わした瑠衣くんとの出会いである。

「入部します。ガチ勢に。

という訳で一つお尋ねしたいのです。書いてる途中に演劇入るかも知れませんけど、お許し戴けます? また、ガチ勢の方は其れに理解をして下さいます?」

「良い作品を作りたいと願うなら、彼らはきっと容認するだろうよ。君、名前は?」

「鏡花、文豪、泉鏡花と同じ名前をしてます。宜しくお願いします」

鏡花、狂花、狂化、そして暁歌。


ずっと温めてきた名前なんです。鏡花って。

そこに居るようで実体、つまり人としての核を形成するものがないから鏡花。

鏡花水月って奴で、レイアと迷ったんです。

狂い咲きの花の元で産まれたから狂花。

何処までも狂っているから狂化。

そして、暁に歌うから暁歌。


彼女の人格がそもそも産まれて居ないのか、産まれて役に食わせたのか、分からない。

きっと彼女も分かってないでしょう。

けれどももう、彼と同じくらい、暁なんです。

暁歌ちゃん。暁歌ちゃん。鏡花水月……。そうね、貴方はそんな人。


全て悟ってしまってる。其れでも死にかけの状態で書いているからキョーカなんです。


5分は20分だと思うことにします。

約束は破られるもの。


瑠衣たんの苗字『先坊(せんぼう)』です。

名前の由来は『浄瑠璃』の隠語から。

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