私のエッセイ~第四十二弾:マイ・サーフィン・ストーリー(その3)動画特集ッ!!
こんばんは!ようこそ、このマニアックなエッセイにお越しくださいました。 m(_ _)m
今回、ここを覗いてくださった方だけに、私から、「波乗り」に関する素晴らしい動画と情報の数々を、特別にプレゼントさせていただきます。
おなじみのYouTube動画なんですが・・・どれもこれも、私のお気に入りのものばかりです。
まずは比較的短めのものから紹介していきますが・・・きっと、サーフィンについて詳しくご存じない方も、私といっしょに楽しんでいただける内容と自負しております。
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まずはこれですね。
「パイポ」と呼ばれる、短めの「桐の板」で腹ばいになってサーフする、「ビート板」とか、「ボディボード」的な乗り物ですね。
私は、残念ながら「パイポ」は所有しておりませんが、(値段が高いんです!)「桐の板」をコメリで買ってきまして・・・ときどきこれで楽しんでおります。
エッセイの一発目でお話しましたように、今現在、「サーフキャリア」が新しい車(ワゴンR)に合わなくてですね・・・でっかい「ロングボード」を海に持っていけないという事情もありまして、長さが約90センチ前後のこの桐板を買いましてね・・・4年ほど前にこれで乗ってました。余裕で車に積めますし、予想以上に性能が良く、気持ちよく波乗りができました!
それでは・・・「パイポ」の素敵な動画をお楽しみください。ちなみに、この動画の「パイポ」ですが、「トム・ウェゲナー」さんの手作りの商品でしてね、「商品コマーシャル宣伝」の役割も兼ねているわけですね(笑)。
1.『The Tom Wegener Surfie wood paipo style surfboard』
→ UP主様は、「Tom Wegener」様。
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次は、「板子乗り」という、日本にサーフボードが入ってくる、ずっと昔から存在していた、日本古来の「波乗り文化」の象徴ともいうべきサブカルチャーの紹介です。
この動画をご覧頂ければ分かりますように、まるで昔の「洗濯板」みたいですよね。これで腹ばいになって、浅瀬の海底を利き足で蹴って、その勢いでもって、直線的なライドを楽しむものでした。実際に、「洗濯板」で波に乗る子供たちの写真すら残されていますヨ。みんな昔は、この「板子」で波に乗って、浅瀬の「ショアブレイク」を楽しんだそうです。
この動画では、外国人の方が、この「板子」に惚れこみ、ご自身で体感する、なんとも楽しい内容です。
2.『板子買:ワイキキでの日本の伝統的なサーフライディング』
→ UP主様は、「ymvw」様。
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次は、いわゆる「ボディ・サーフィン」の動画ですね。
サーフボードなどの道具を使わず、カラダひとつで波に乗ることを言います。
プロサーファーの方もよく、「波のことを詳しく知りたければ、ボディ・サーフィンをやるといいよ。カラダで分かるから。」とおっしゃいますね。
動画では・・・たぶん「カップル」か「ご夫婦」だとは思いますが・・・男女が仲良く波に乗る様子が映っています。
男性の方は、「ハンドプレーン」といって、手につける「小型サーフボード」を使ってサーフしていらっしゃいますね。女性は、何も持たず、まさに「カラダひとつ」で見事なボディ・サーフィンの「お手本」を披露してくれています。
ちなみに、この動画中に流れる素敵な曲は・・・「The Orbweavers」というアーティストの「Merri」という歌です。参考までに、下記に追加しておきますね。
3.『Good Breakers』→ UP主様は、「Patagonia」様。
4.『Merri -The Orbweavers』→ UP主様は、「chrsdyson」様。
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次は、「超ビッグ・ウエイブ」の動画です。
ビッグ・ウエイブ・サーフィンには、「レイアード・ハミルトン」さんという怪物サーファーが大御所として控えておるんですが・・・今回は、「マイク・パーソンズ」さんの動画です。
マイクさんも、レイアードさんに引けをとらないビッグ・ウエイバーでして・・・この日は、ハワイのマウイ島の有名なモンスター・ウエイブ「ジョーズ」に挑んでいます。
サーフィンといえば、普通は、オアフ島ノースショアの「パイプライン」「バックドア」「サンセットビーチ」などが有名でして、「ワイメア」という湾の大波が特に広く知られていますね。
しかし、本当の大波乗りは、マウイ島の「ジョーズ」に挑みます。
こういった大波では、通常人間が行う「パドリング」では、とても大波のブレイクに間に合わないので、波に乗るまでの間、ジェットスキーなどの高速の乗り物に牽引してもらう必要があります。
こういった「ビッグ・ウエイブ」でワイプアウトした場合、まず普通は溺れてしまって助からないですね・・・。
特に、「リップ」といわれる、波のピークに当たる、一番エネルギーが大きいカタマリの部分が落ちてくる場所での真下で転んだ場合、全身の骨がバラバラに砕け散って死体が発見されるようですね。
では・・・そのマイクさんの勇姿をご覧ください。海面が徐々に盛り上がり、まるでスキーの「巨大ゲレンデ」のような斜面に変わるさまが、たまらなく興奮しますよね!
ちなみに、この大波・・・計測の結果、なんと「64フィート(約19.5メートル)」だったそうですよ!!
5.『64 Foot Wave - Mike Parsons At Jaws Beach, Hawaii』
→ UP主様は、「condor67」様。
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次は・・・映画「ビッグ・ウエンズデー」からの抜粋動画です。
1978年に製作されたアメリカの「サーフィン映画」なんですが・・・ドキュメンタリーではなく、「物語」として、若きサーファーたちの青春の日々を描いています。
出演する若者は、みんな当時の実際のサーファーばかりでして・・・なかには、「ジェリー・ロペス」という、ショートボード界のレジェンドなんかも、さりげなく登場されていますね。
1967年に「ショートボード・レボリューション」という、いわば、サーフィン界における「革命」のようなムーブメントがありまして・・・それまで主流だった「ロングボード」に取って代わり、より「ラディカルに」動けるショートボードがもてはやされて、映画の頃には、全盛期でしたね。
この動画にはないんですが・・・この劇中にも、その様子が描かれています。
ロングボード界のレジェンドとして、サーフィン映画の新作の試写会に招かれた、主人公の「マット・ジョンソン」役の「故・ジャン=マイケル・ヴィンセントさん(享年74)」の伝統的なロングボーディング・シーンのあとに、先の「ジェリー・ロペス」さんのラディカルなショートボード・テクニック・シーンが流れると、視聴者から拍手喝采が沸き起こり、再び、マットのロングボーディング・シーンが流れると、ブーイングが・・・当時のロングボーディングというものは、こうした「不遇の時代」を迎えていたんですヨ。
その後、1990年代に「ロングボード・リバイバル」いう、ロングボードを見直す動きが出てきまして・・・ショートボード時代に培った「素材の進化」をフルに生かして、ロングボードは、威風堂々と、ビーチカルチャーの世界に復活しました。
「乗りやすい」「安定している」「優雅な乗り心地」「テイク・オフが簡単」・・・こういった魅力に、再び気づいた人たちが、もう一度「ロングボーディング」を盛り上げようと努力され、ロングボードは、昔の「ショートボード・レボリューション」などのいきさつを全く知らない若い世代にも受け入れられ、いまや「市民権」を獲得して、現在、どこのポイントにも「ロングボーダー」があふれかえっております(汗)。
ここで紹介しますのは・・・出演者のうちの「ジャック(=ウィリアム・カット)」が、ベトナム戦争に召集される前の、「最後のサーフィン」をひとりかみしめるように味わうシーンです。すごく優雅で、涙さえ出てきちゃいますね。音楽もいいですねぇ・・・。
6.『PT - Big Wednesday, "Jack's Lonesome Ride"』→ UP主様は、「Verb Surf TV」様。
ついでにこれも紹介しておきましょう。
この映画の前半部分に、若者たちがロングボーディングに興じるシーンが出てきます。
撮影当時、1978年でしたから・・・まさに「ショートボード全盛」だったわけですね。にもかかわらず、登場する若者たちは、ごく自然な感じで、ロングボードを操って、乗りこなしています。すっごく楽しそうに。きっと・・・心から「ロングボード」が好きだったんでしょうね。観てるこっちまで、ほおがゆるんでしまいます(喜)。
7.『Big Wednesday (1978) - Summer Surfing Scene (2/10) | Movieclips』
→ UP主様は、「Movieclips」様。
さらに、こんな面白いシーンがあります。
乱闘シーンなんですが・・・2分10秒あたりの「マット」がすっとぼけた面でスイカを食いながら出て来て、スイカごとぶっ飛ばされるシーンがあります。それを見ていたアホタレの大笑いが、またいいですねぇ(笑)。では、どうぞ。
ちなみに、「La Pelea(=「ラ・ペレア」)」というのは、スペイン語で「ファイト、乱闘」という意味ですね。
8.『BIg Wednesday - La Pelea.mp4』→ UP主様は、「Martin Lamaison」様。
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最後に、映画「エンドレス・サマー」と「エンドレス・サマーⅡ」の動画を紹介します。
これは、世界中の「夏の波」を追いかけて旅をするサーファーの様子を描いたドキュメンタリー・タッチの楽しい映画です。
「エンドレス・サマー」は、1964年公開。「エンドレス・サマーⅡ」は、その30年後の1994年公開でした。
最初の「エンドレス・サマー」撮影時には・・・サーフィンというスポーツが行われている国は、わずか4ヶ国でした。
ところが、その30年後の1994年時には・・・世界中の国に、サーフィンが広がっていましたね。
「エンドレス・サマー」に登場したサーフ・スポット、出会った現地の人々・・・これらの一部が、30年後の1994年に、ふたたび劇中に登場してきます。
たとえば、オーストラリアの16歳の若きサーファーの「ナット・ヤング」さんなんかは、「エンドレス・サマーⅡ」では、いぶし銀のベテラン・サーファーとして登場しますし(ナットさん、パットにいたずらしすぎだって!)、南アフリカのレジェンド・サーファーの「ジョン・ウィットモア」さんなんかも、えらく老けたじいさんになって登場されてます。自分が好きだったポイントの海底に海草が増えてボードの「フィン」に引っかかる状態になっちゃったので、「エンドレス・サマー」出演時にはロングボーダーだった彼も、仕方なく「ボディ・ボード」に乗ってました。たしかに、これなら海草に引っかかることなく、スムーズにサーフできますわな(笑)。それでも笑顔で楽しまれていましたね。もう、きっとお亡くなりになっていることでしょう・・・。
では、まずは、「エンドレス・サマー」の動画二つですね、
残念ながら、「フル・ムービー」がなかったので・・・まずは短い「トレイラー動画」です。音楽がイイですねぇ・・・。これ、この映画の「テーマ曲」なんですヨ。
9.『The Endless Summer - Trailer』 → UP主様は、「Cinedigm」様。
10.『The Endless Summer de Bruce Brown : bande-annonce』
→ UP主様は、「CarlottaFilms」様。
あとですね・・・「エンドレス・サマー」の劇中に、すごいサーフ・スポットが登場します。
南アフリカの「セント・フランシス岬」という撮影時の「シークレット・ポイント」なんですが・・・当時、このポイントはですね、砂丘の向こう側に隠れて存在しておりまして・・・地元の人しか知らない海岸だったんですが、この映画の影響もあり、広く知られるようになりました。
ここの波はですね、「パーフェクト・ウエイブ」といわれる、非常にきれいで精巧な形をしておりましてね・・・それは地形とも関係していたんですが・・・とにかく、海底の砂のつき方が良かったために、このような綺麗な「パイプ状」の波が生まれたわけですね。動画でも分かりますように・・・当時は、時間的にものすごく長~い「ロング・ライディング」ができました。
しかし、「エンドレス・サマーⅡ」の撮影時には、「エンドレス・サマー」でこのポイントを知って、あこがれを抱いていたウイングナットとパットの若き二人は、実際にここへ来て、かなりがっかりしたようです。
といいますのは、30年もの月日の間に、当時ほとんど家なんて無かった土地が整備され、1994年には、白い家々が立ち並ぶ、普通の住宅地に変貌を遂げていたんですヨ。
その影響で、立ち並んだ家々が邪魔するようになったため、砂丘から砂が海に飛んでこなくなり、海岸に砂が付きにくくなり、昔のような「パーフェクト・ウエイブ」は立たなくなってしまっていました。それでも、けっこういい波は残ってましたけれどね。
11.『The Endless Summer Perfect Wave』→ UP主様は、「Mike Allard」様。
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最後に、「エンドレス・サマーⅡ」のフル・ムービーを紹介します。(字幕はありません。ごめんなさい!)
12.『The Endless Summer II (1994) - Surfing Film - Best High Quality HD - See Description』
→ UP主様は、「TheResistance」様。
もし、劇中で「ここが分からない!」という疑問がありましたら・・・遠慮なくお聞きくださいませ。丁寧にお答えしますので。
P.S. 実は私、本日、これらの「エンドレス・サマーⅠ&Ⅱ」のDVDを、AMAZONにて、中古で購入しました。
ビデオテープで昔所有してましたが・・・このエッセイを書いている最中に、妙に懐かしくなっちゃいましてね(苦笑)。
早く、届かないかなぁ・・・。では。 m(_ _)m




