プロローグ
「おっはー!!」
「おはよ、佳苗」
「陽介、おはよー!!」
「おはよ」
「今日も朝からモテモテだなぁ」
「はぁ?もててねぇし、お前こそ他校の女子たぶらかしてるくせに」
「誑かしてませんよーだ。あっちが勝手に来るだけ」
「それ全男子敵に回したと思え?」
俺の名前は栗林陽介。
ただただ普通の高校一年生。
顔面はいい方、だと思うが、キラキラアイドルほどか?って言われるとそうでもない。
紹介することも特にないし、俺の友達でも紹介しとくか。
よくつるんでるのは佳苗、俺、桜、隼人の四人組。
四人とも幼稚園からの中で、いわゆる幼なじみってやつかな?
一応スクールカーストのトップ?にはいさせてもらってるのかなって感じ。
隼人は超絶イケメンだし、
佳苗も桜も学校で一二を争うとされているほどの可愛さを誇っている。
ぶっちゃけうちの学年の過半数は二人のどちらかに惚れているといては過言ではないだろう。
そんな二人と幼なじみだから二人と付き合ってるって思われることも多いけどそんなことはありえない。
二人は俺にとって妹みたいな感じだしね。
「なーな陽介、昼休み恋話しようぜ!!」
「急になに言い出してんだよ隼人、だよな桜、佳苗」
「えー陽介の好きな人気になんだけど」
「うちもうちも!!陽介って人に今日見合いからどんな子がが好みなのかめっちゃ気になる!!」
「は?」
「はいはい怖い声出さないー。んじゃ決定ということで、昼休みはいつものところに集合な」
「「はいはーい」」
「おいお前ら、勝手に決めんなっt」
「ヨースケ、急がないと遅刻するよー?」
「それは隼人がこくはくされてたからだろうがっ…たく…しょうがない、待てよ!!」
「やーだねー」
「1番遅いやつがジュース奢りな」
「はぁ?負けてらんねぇ…」