可愛い過ぎる私の婚約者 婚約者とお茶会
今回は、まともな殿下です
私が残念男に氷漬けにされたり、私の可愛い婚約者が元公爵令嬢たちに襲われた事件から数日が経った。
はっきりいって、忙しい。
あの事件のせいで、仕事が増えて、増えて、泣きたいくらいだ。
それでも彼女に会う時間を無理してでも作った。
今日は、彼女は、事件のことで、王宮に喚ばれていた。
事情聴取というものだ。
私も彼女の事情聴取に立ち会いたかったが、当事者ということで許可がおりなかった。
口裏を合わせるとも思われていたようだ。
やっぱり潰しておく?
彼女を侮辱するのは、許さないよ。
事情聴取が終わったら、私の執務室に彼女が来ることになっている。
待っている間にも仕事を片付けないとね。
高位貴族が起こした事件のため、慎重に調査が行われている。
このままだと、学園が始まっても、私は、しばらく登校できないだろう。
学園には、元公爵令嬢の心棒者がいる。
少しでも早く登校できるように仕事を片付ける。
「殿下、いらっしゃいました。」
顔色の悪い彼女がいた。
心無い者が、また碌でもないことを言ったのだろう。
「シャル、お疲れ様。さあ、行こうか。」
私は、彼女を庭に連れ出した。
池の木陰にお茶を準備してある。
敷物の上に二人で座る。
本当は、彼女と街にデートに行きたかったが、あの事件があった直後に出歩くことは出来ない。
残念だけど、今日は、王宮の庭で我慢してね。
今度行こう、ゆっくり。
美味しいと評判のカフェにも行こう。
からくり時計も見に行こう。
顔色も少し良くなってきたね。
うん、笑って。
「殿下。」
名前を読んで欲しいな。
「シャル、名前を読んで。」
強請ってみた。
「レオンクラウド殿下。」
違うよ、その呼び名じゃない。
私は、にっこり笑って、首を横に振る。
「レオンクラウド様?」
うーん、もっと砕けてほしいな。
彼女は、少し顔を赤らめて頑張ってくれている。
「レオン様?」
仕方がないなー、今日は、それで我慢しよう。
ふわぁー
欠伸が出てしまった。
「お疲れ、ですね。」
立ち上がろうとする彼女を引き留める。
「うん、だから、休んでいい?」
彼女の膝に頭を乗せる。
気持ちがいい。
目が合った彼女の顔が真っ赤になった。
うん、可愛い。
しばらくこのままで、ゆっくり休ませてくれる?
嫌と言われても頭は、退けないよ。
ほんとに疲れているんだ。
この素敵な枕で、少しの間でいいから、休ませて。
本当に寝てしまってようだ。
彼女を見上げる。
くす
彼女も寝ている。
うん、大変だったからね。
起き上がって、彼女の体を自分の体に凭れさせる。
ゆっくりその綺麗な髪を撫でる。
この感触も大好きだ。
まだ時間は、あるよね?
ゆっくり彼女とこの時間を楽しみたい。
私以外の者にこんな無防備な姿、見せたらいけないよ。
私でさえ、必死に我慢しているのだから。
胸の谷間が見えてるよ。
見せてるの?
私の限界試してる?
眠っている彼女の頭に唇を落とす。
まだ、起きないで。
そっと彼女の唇に唇を落とす。