『本能事の変』
高いオモチャはいりません。
段ボールの箱に狙いを定め、
お尻ふりふり
ヘッド・スライディング。
勢いあまって、壁にドシーン!
何ごともなかったように
素知らぬ顔で立ち去るうしろ姿に
哀愁が、、、
「いまのは、絶対!痛かった!?」
「ヘッ、なんでもねぇぜ、、、」
(泣))))))
陽だまり
微睡みの時がながれる。
窓のそとに
かすかな
気配を感じ、
ハッ、と
顔をあげ
息を殺す………。
その目が
ハンターに
変わる瞬間。
「無性に、
狭めぇとこが落ち着くぜ、、、」
ムー♪
あーそーぼっ!
「オイオイ、そんなもんで、」
「俺が誘われると思ってんのか(笑)」
「てめぇ馬鹿じゃねぇのか!?」
ん、ほれほれ♪
「うぅぅ、(ムズムズ)」
そら!ほいほい♪
(やめろおおおおおお、)
(やめてくれぇぇぇぇぇ)
「嗚~」
「チョイチョイ、、、とな、」
「フッ、
しょうがねぇスケだな、」
「遊んでやるぜ、」
「特別に、」
「ミギャーーーーー!!!」
ねこがしっぽをふるときは、照れかくし
ねこが抱かれてしっぽをふるときは、
そろそろ放せの合図。
甘えん坊で、俺様のムー氏の きまり。