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スーパーマン・フオーエヴァー  作者: 磯呂権八()
1/1

裁判

スーパーマンは不思議な夢をみた、父ジョー・エルがクリプトン滅亡の由来をかたる

1 裁判

馬蹄形のテーブルに10人の男、3人の女が座っており、その開口部に男が1人立っていた

サンヒドリンか、とカル・エルは思い、サンヒドリンとは何の事だったろう、と考えた、

テーブルの上位にいた男が重々しく口を開いた

「ジョー・エル、君は何故ここに呼び出されたのか承知している筈だ、何か言い分があるならそれを聞くだけの度量(どりょう)を私は持ち合わせている心算つもりだ」

勿論もちろん百も承知だ」ジョー・エルと呼ばれた男は苛立いらだたしそうに答えた

[我々の惑星は今、崩壊ほうかい危機きき)にさらされている、我々にはもう時間が幾らも残されていないのだ、こんな風に私を査問に掛けている余裕などない、一刻いっこくも早く然るべき惑星を探してそこへ避難ひなんしなければならないのだ」

「その話はもう聞いている」

委員長も苛立たしそうに答えた

「然し、他の科学者は君の説に反対している、君の惑星崩壊説は妄想もうそうに過ぎない、と口をそろえて言っているのだ」

「私は妄想のとりこではない」ジョー・エルの言葉はおだやかだったが心中の憤怒ふんぬはありありと読みとれた、

「我々の先祖がまだ科学も知らぬ蛮族ばんぞくであった頃、宇宙の彼方ではすでに惑星間の戦争が行われていた、その一方が最終兵器を造り出した、それは巨大な質量にも関わらず交戦相手の惑星に小波さざなみも立てずにしのびこみ,核にもぐり込むとそこを強力な爆弾に改造して惑星を根こそぎ破壊はかいしてしまうと言う代物しろものだった、

「それは高度に発達した文明の所産しょさんではあった、しかしその人工頭脳は作りだした科学者の計画をはるかに上回る性能を持っていた、最初の計算ではそれは爆弾であって、目的を果たせば惑星と運命うんめいを共にする筈だった、ところが人工頭脳はその事を知り、破滅はめつという運命を回避かいひする手段に出た、つまりプログラムを自力で書き直し、惑星を破壊しても自分だけは生き残れるようにしてしまったのだ、そこて最初の目的を果たした後、造り出した惑星をも破壊してしまい、さらに有人惑星があればそこを破壊する、と言う、いわばプラネットイーターとなって宇宙をさまようようになってしまった、そして何万年の歳月、プラネットイーターは不滅の存在となり

幾多(いくた)の惑星を崩壊に(みちび)いた後、(つい)に我がクリプトンを発見、破壊しようとしている、私、ジョー・エルにも食い止める手立てはない、遺憾(いかん)ながら避難を勧告(かんこく)する事しかできないのだ」

「君は世界一の科学者だと思っていた、しかし狂気と天才は紙一重と言われる、きみは研究熱心の余りその境界(きょうかい)を踏み越えてしまったのだ、しかし以前、あのゾッド将軍の反乱を打ち破った功績に免じて今回は自宅謹慎(じたくきんしん)を命じるだけにしておこう、だから今すぐ帰宅するのだ

私がもう一度ファントムゾーンを開いて君を収容しようなどと思いつく前に、な」

「分かった!」ジョー・エルは憤然(ふんぜん)として言った

「君たちには幾ら言っても無駄(むだ)だな、しかし私に(つみ)ありとすれば事態(じたい)がここまで差し迫る前に真相を見抜けなかったことだ、悲劇を回避する手段はもう無い、諸君、さらばだ、惑星

と運命を共にすればよいのだ」

くるり振り向くと後をも見ずに立ち去る、しかしその後ろ姿は百万言よりも雄弁(ゆうべん)に怒りと悲しみを表現していた


クラーク・ケントはハッと目覚めた、

“夢か、夢だったのか”それにしても三晩続けて同じ夢をみるとはどしうてだろう?

“行ってみよう”とケントは思った、北極に置いてきた秘密基地へ行って見れば何か分かるかも知れない            (未完)

地球の危機を知ったスーパーマン、生命を賭けて人工知能と戦う決心をするのだった

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