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俺のトモダチ事情。  作者: 日向栞
【間章。】
15/19

連想ゲーム、1。

 えーCMも終わってしまったことなので、企画を進めさせていただきます。

 ……一応、ちゃんと考えてたんですよ。これでも。


「嘘だろ」


 ……なんですか、友人を疑いますか?


「いや……目が全力で合わないし」


 それ、言わなきゃバレないんですから言わないでください。

 ほら、始めるんですってば。前回も前々回も何も進んでない。


「でも、今番外編なんですよね?」


 えぇ、そうですよ菜乃花さん。


「ならー……別に何も進みませんよね。お話」


 …………。あ、あ~、えぇ。そ、ソウデスネ。


「そこは否定しろよー」


 一樹、煩い。馬鹿は黙ってて。

 ていうか、どういえばいいのですか? 作者的には進歩してる気になってる? 話数は稼げる? な ん て 言 え ば い い の ! ! ? 


「…………葉月ー」

「俺に頼るな」


 ほら。いきますカンペ読みますよ。

 『テッレン♪ 貴方なら何を思い浮かべる!!? 連想ゲ~~ム♪ パフパフパフッ☆』

 …………。


「(コソコソ)……え、何。今の」

「(同じくコソコソ)……さ、さぁ……真顔で言い切りましたよ……?」

「(更に同じくコソコソ)……女子ってさぁ、あんな真顔でテンション高い声出せるの?」


「(〃)……あ、でも。真顔でハイテンションのメール送るのはいるらしいし……」

「(〃)……あー、聞いたことあります」

「(〃)……えぇ、俺人間不信……いや、女子不信になりそう」


 おいコラそこ。なにコソコソしてるんですか。聞こえてます。

 カンペにでハイテンションで、音は伝わらないから口で言え、ってあるんです。仕方ないでしょう。


「「「そーですね」」」


 うわぁ、どこかで聞いたことあるソレ。お昼のだ。マジむかつく。

 ……じゃなくて、ルール説明をしますね。

 今、黒子さんたちが貴方方たちに配っているボードとマーカーを使って、出されるお題に答えて下さい。

 今のところ予定されているのは穴埋め形式です。

 ……何か質問は?


「はいはーい」


 では、一樹。どうぞ。


「実咲はやるの?」


 やりません。


「え、なんで?」

「実咲さん……やらないのですか?」


 面倒だか……司会で忙しいからです。


「黒子さーん、ボードとマーカー1つ追加してくださーい」


 ……葉月。余計なことしないでください。黒子さん、いりません、笑顔で渡さないで断りにくい。

 あぁ、もう、はいはい貰います貰います。


「実咲、知ってる? 二度同じ事を言うときは“嘘”か“適当”なときなんだって」


 へぇー役に立たない豆知識をありがとうございます……あってませんよソレ。

 私はいつも真面目にやっていますから。


「え……?」


 ……はい。では第一問!! ジャジャンッ♪

 『事件は○○で起きてるんだ!!』 の○○のところを埋めて下さい。元ネタは聞いたら負けです。気づいていても負けです。何も言わないでください。

 あ、ちなみに何文字でもいいですよ。


「な、なぁ」


 はい、なんですか葉月くん。


「これは、当てにいくの? なんなの?」


 いえ? お好きにどうぞ。当ててもいいですし、当てなくてもいいですし、狙ってもいいですよ? ウケを。もれなく苦笑を差し上げましょう。


「……どうも」


 いえいえ。お客様の喜ぶ顔を見ることが私の幸せでございますから。


「……ソウデスカ」


 えぇ、嘘ですが何か?

 ではタイムアップ。葉月→一樹→菜乃花→私。の順でボードを挙げて下さい。

 どうぞ。


「え゛早っ……あー、えっと。『事件はゲーム内で起きてるんだ!!』……って何この雰囲気」


 いやぁ……貴方がこんなことを言うキャラだとは思わなくて……なに、狙ったんですか?


「え、いや違う……」


 ならマジですか、そうですか馬鹿ですか、そうですね。

 あー、この間言ってた……あれですね。うん。神喰人。モンスターが強くて勝てないんでしたっけ?


「そう。マジ強いの。ていうか背後から攻撃するのずるいしそもそも一対四っていうのは無理なんだよ俺打つほうが得意なのに全員俺狙って来たら打つ間もないし逃げたら追ってくるし前にも後ろにもいるし回復する前に攻撃されるし――――」


 いい、いい、語らないで。通じる人どんだけですか。すくなくとも私がわからないので突っ込めません。

 ほい、次どうぞ。


「おうー『事件は現場で起きてるんだ!!』……おぉ、どうした。引いてないか?」


 ……えぇ、ものすごく。ものすごーーく引いています。

 何? どうしたの。素? 素で言ってるの?


「うん? 酢? いや俺あれ好きじゃない……」


 ナイスボケ。もういいです。何でそういうことしちゃうかな……あぁ、もう……。

 次! なのちゃん!!!!


「へ? あぁ、えっと『事件は目の前で起きてるんだ!!』……です」


 …………絶対、犯人お前だろ。


「えぇ!!?」


 おっと失礼。本音が漏れまして……。

 今から、ちゃんとツッコミますからね。いいですか?


「あ、え? ど、どうぞ……」


 何で目の前なんですか。別の場所という選択肢はないのですか? ていうか、そんなコト言ってる暇ないでしょう、そもそも何でそんな発想が出来るんですか。さすが鋏を常備している方ですね。殺人も容易だということですか。そうですかよくわかりました、というところが私の感想ですが何か異論はありますか? あるなら前に出てください、そしてそのまま目の前の窓に突っ走ってダイブしてください。よかったですね今から目の前で事件が起きますよ?


「実咲……暴走してる」

「あ、あのえっと、違います……!! 別に殺人だなんて……!!」


 じゃあ……何の事件だと思っていったのですか?


「え……あー……ひき逃げとかです、ひき逃げとか」


 うわグロイ。ていうか本当に嘘つくときって二度言うんですね。驚きました。


「あ、ぇ……そ、そうですよ!! 実咲さんは?」


 あー話しそらしましたね? ……って、あぁ、私ですか?

 えっと……『事件は何処かで起きてるでしょ?』ですけど……なんですか皆さん。意見があるなら順にどうぞ?


「お前が一番、おかしいだろ」

「ていうか、穴埋めでなくなってますよね? 最後疑問系でしたし」

「しかも投げやりー」

「何そのどうでもいいですオーラ」

「仮にも司会ですよね?」

「なんで、私何かおかしなコト言いましたか? 的な顔してるの? 俺でもおかしいって分かるよ?」




 ……容赦なさ過ぎじゃないですか? 特に菜乃花さん。なんです、さっきの仕返しですか? んで何で一樹バカまで最後に酷いんですか。

 泣きますよ?










 ……っと、ここで一度休憩です。

 まだまだこのコーナーは続きますので。

 なにか、この変人達にお題がありましたら、感想等などに下さると嬉しいです。




 それでは。

 一旦休憩入りまーす!!

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