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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第93話 トラと胡蝶の姉さんの様子は?(9)

 そう、先ほどの短剣の男と一緒で大刀を握る両腕が、胡蝶さんの青竜偃月刀によって切り落とされ、地上の重力に引かれ地面へと鈍い音と共に落ちるから。


「うぎゃぁ、ああああああああああああああっ!」


 大刀を握っていた盗賊の男も、無くなった両腕から血しぶきを放ち、トラの盾や甲冑を地に染め──。その後は石畳の床を地に染めつつ絶叫を放ちながら血面をのたうち回るけれど。


 トラも胡蝶さんも床を悲痛な顔、様子……。無くなった両腕から血を吹き出しつつ絶叫を上げのたうち回る二人へと情を入れることもなく冷たい目……。


 そうアイツが前世で物心があるかな? ないか? の頃に見た遠い過去の記憶……。


 そう俺の義理の姉(姉や)がトラを背負い、原爆投下で焼け野原となった広島の街を兄さんの遺体を探すための最中に見た黒焦げの人か木の炭なのかわからないものや原爆の熱風で身体の皮膚を焼かれ、皮が垂れた様子でも。


『うぅ、ううう』と呻りつつ歩き、非難をする人たちの光景をトラはふと思い出すだけ、平成や令和生まれの子たちのような敵に対しても哀れむような深い、慈悲深い情などは本来は持ち合わせていない。


 だから死体を見ても平気なトラは異世界の殺伐とした光景に対して幼少期の頃に見た、経験をしたことを思い出せば、即対応……。敵に対して気にして哀れむこともなく。


「──行くぞ、胡蝶! みなを助けるぞ!」


 トラは自分の異世界の伴侶へと声をかけ、そのままダッシュ──! 最初の牢獄、監禁場所へと駆け足で向かう。



 ◇◇◇


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