第78話 良くある盗賊イベントを頑張ります! (2)
俺は五人へと再度作戦内容を思い出させ、確認させると鼓舞した。
「よし! 行で! 胡蝶! 儂に掴まれ!」
「はい、旦那さま」
「よ~し、僕たちもミチノリさんや妖蘭さん、トラ君や胡蝶さんに負けないようにがんばろうね、寒椿さん!」
「はいよ! あんた! うちはがんばるけぇ、ねぇ」
俺からの嘆願や鼓舞を聞き終えたトラと胡蝶さんコンビ……。そして山ちゃんと寒椿さんコンビは夫婦仲良く微笑みながら、相手を鼓舞し合いつつ《《筋斗雲》》に搭乗をすれば急上昇──。
あっ! と言う間に! 俺と妖蘭の視界から消えるほど雲の上まで上昇したから。
「いくぞ! 妖蘭ー!」
「はい、あなたさま~」
俺は急に駆け足──! 盗賊たちが住み、根城にしているらしい砦の城門へと作戦通り……。
そう俺と妖蘭の二人が盗賊たちを引きつけながら攻撃──!
砦の入り口辺りで二人仲良く暴れ! 大騒ぎ! 盗賊たちの目を引き付け──。盗賊たちが俺と妖蘭を襲うだろう!
それを敵の視界に入らないはるか上空から山ちゃんと、何故か銃も召喚して撃つことが可能らしい……。
それも鬼火と呼ばれる、上級仙術の魔弾を山ちゃんと同じく射撃することが可能な、九尾の狐姉妹の寒椿さんが。山ちゃんと夫婦仲良く狙撃をしつつ、俺と妖蘭をサポートする。
そしてトラと胡蝶さんは、よくある作戦の通りで、盗賊たちの混乱に乗じて捕らえられているだろう村人たちや町の人たち……。商人や旅の芸人たちを救出すると言った。まあ、よくある作戦をするためにトラと胡蝶さんの二人は筋斗雲で、それらしい場所を探索するために飛び去ったのだ。
だから俺は作戦通りに妖蘭を背後に引き連れ……。
う~ん、本当に大丈夫なのか、妖蘭は? と、俺は不安になりながら……。
でも家の姉さん女房の装備と容姿だけ見れば、三国志の女性版呂布奉先と言った感じだから……。
それに妖蘭自身が『あなたさま~、お任せください!』と超巨乳を叩き、プルンと揺らしながら鼻息荒く、士気高く告げてきた。




