第71話 今度は良くある盗賊イベントをクリアする為に向かっています(7)
でッ、その後は恋愛物語のテンプレ通りに。
「……あなたさま~、私も妹たち同様~。愛するあなたさまと離れ離れになるのは嫌です~。必ず役に立ってみせますから~。従軍の許可をくださいませ~。あなたさま~」
妖蘭さんは接吻の後に妖艶な甘え声音で俺に魅惑的に尋ねてきた訳だ。
となれば?
妖蘭さんの魅惑的な誘いと嘆願に耐え切れるオスなど世に存在はしないはずだから。
「うん、わかった」と。
俺は何故か妖蘭さんへと「今後は、よろしくおねがいします……」と告げてしまい。
「はい、あなたさま~」と彼女から明るい返事をもらえば。
「あなたさま~、ちょっと着替えてきますね~。直ぐに戻ってきます~」
長女の妖蘭さんからこの場で待っていてくれと指示がでて、「うん」と俺が頷けば。
「あっ! 私も~」
「うちも姉ちゃんたちのように着替えてくるけぇ~」
姉の妖蘭さんに続くように胡蝶さんや寒椿さんも立ち上がり──何処かへと移動を始めだしたら、お約束通りで。
「あっ! 胡蝶さん! 儂もついていくけぇ~!」
トラが慌てて立ち上がり、胡蝶さんの背を追えば。これもテンプレ通り……。お約束通りで……。
「トラ君が行くならば! 僕もついて行くよー! 寒椿さんー! ちょっと待ってよー!」
山ちゃんも慌てて立ち上がり、寒椿さんのプリプリ振る尻と尻尾………。




