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第49話 村へと着けばテンプレ通りにイベント発生? (9)
「ランちゃんの知り合いかな?」
山ちゃんがトラの指さす方向を見て、自分の顔色をまた蒼白させ、無言で佇んでいるランちゃんへと恐る恐る尋ねた。
『コクリ』
ランちゃんは山ちゃんの問いかけに対して頷くと、彼女は急に駆け足──!
「妖蘭ー! 胡蝶ー! 寒椿ー!」
まあ、花の名前を叫びつつ、どう見てもランちゃんよりは年上に見える日本の女子大生ぐらいのお姉さんたちを名指しで呼びながら、地面を枕に横たわり呻る、彼女たちの許へと駆け寄っていくのだが。
俺自身、こんな感動的な場面で、《《こんなこと》》を思うのは不謹慎だよね? と思うこと……。
う~ん、実は呻っている三人のお姉さんたちなのだが、みなさんも見てみればわかる通りで、彼女たちもランちゃん同様、大変に麗しい同じ中華美人さんなんだよね。




