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第44話 村へと着けばテンプレ通りにイベント発生? (4)
「ランちゃん」
と蒼白しながら叫ぶ少女へと声をかけ。
「俺たち三人も」
と、トラが声をかける。
「……別れて探すね」
山ちゃんがランちゃんへと告げ、尋ねれば。
「ありがとう、ある。みんな……。しかし村にひとがいないのは近くの砦に住み着いて、この辺りを縄張りにしている冒険者崩れの盗賊かも知れないある。だからランの傍を離れないで欲しい、ある。もしかすると橋は降りたままあるし、扉もあいたままあるから。盗賊たち、まだ村ないで人やお金、衣服……。お金になる物を物色している可能性があるから。三人はランを守って欲しい、ある……。お願いある……」
ランちゃんは蒼白した顔から、今にも泣きだしそうな顔へと変化して、先ほどまでの大人びたツンツン口調は辞め、年齢相当の弱々しい少女の声音で、近くの古い砦を根城にしている荒々しい盗賊たちから、自分を守ってくれと嘆願をしてきた。




