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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第41話 村へと着けばテンプレ通りにイベント発生? (1)

「みんな~! みんな~! みんないないあるか~?」


 ランちゃんは村に入ればこの通りだ!


 そう、実はね? 俺たちがランちゃんが産まれ、育ったらしい村……。彼女から大変に貧しい村、集落だと聞き、トラと山ちゃんの二人は。


「それは大変だ……」

「可哀想に……」

「貧乏に負けたらいけんけぇねぇ……」

「僕等もさ、産まれ頃は戦争の最中で、空襲で焼け野原になった街で飢えに苦しみながら幼少期を過ごした。それでも生きて大人になれたからランさんも大丈夫だよ……」と。


 山ちゃんがランちゃんへと訳のわからないことを言いだすから。


「山さん《《空襲》》、《《焼け野原》》、僕たちは《《大人になった》》って、どう言う意味あるか?」


 ランちゃんが首を傾げるから、俺は慌てて彼女へと。


「山ちゃんは妄想癖があって、物語を書いたり、語ったりするのが趣味でね。山ちゃんが言うことを余り本気にしない方がいいから。あっ、ははは」


 と笑い誤魔化して、山ちゃんの方へと向き、ランちゃんの視界から自分の顏の表情を悟られないようにしつつ大魔神化……。


 山ちゃんのことをジロリと睨み、『言うな』と無言で告げる。


「えっ!」と山ちゃんは驚嘆して。


「あっ、ははは。そうそう、ランちゃん……。ミチノリさんの言う通りでね。僕ってさ、少しばかり妄想癖があるんだよね。あっ、ははは。だからごめんね、ランさん……」


 山ちゃんは、俺たちが違う世界からきた勇者だと言うことは、仏さまに内緒にしておくようにと告げられたことを思い出して、ランちゃんへと笑い誤魔化し謝罪をした。


 しかしトラの奴は子供の頃からボケカス……。このような場面を瞬時に悟ろう。場の空気を読もうとしない悪態をガキの頃から多々繰り返してきた甥っ子だから。


「ミチのあんゃん、山ちゃんの言うちょぉることはほんまのことで正しいことじゃけぇ。特に儂やミチのあんゃんは呉の島育ちで湾内に駆逐艦が停泊しちょったみたいじゃけぇ、大東亜戦争終わりの頃の呉の軍港をB29からの焼夷弾での空襲ではなく、アメリカやイギリスの艦載機による低空からの対地、対艦攻撃……。敵のパイロットの顔が見える恐ろしい爆撃も見て味わちょるしのぅ~。広島に行けば原爆で焼け野原、黒焦げの躯を見て育っちょぉるけぇ、貧しいのは大丈夫なのはほんまのことじゃけぇ」と。


 トラが先ほど山ちゃんが漏らした内緒事は本当のことだと武勇伝のように告げ、説明をするから。


 俺は今度は山ちゃんではなくトラへと大〇神化して睨む──!



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