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第107話 昇格と降格(6)
俺やトラ、山ちゃん……。そして王兄弟を含めた、この場にいる者たちが一斉に「えっ!」と驚嘆するけれど。
「……何かわらわに不服がありますか?」
急に傀儡君主から名君へと変わちゃった。でも直ぐに冷淡な目をして威圧コマンドをかけてくる……。だけど何故か神々しく見える麗しい麗芙安さま……。
多分仙術スキル《《魅惑》》……。
それもか・な・り・上位で強力なものを発動しているのでは? と思われる麗芙安さまへと楯突き、逆らう者など、誰もいる訳などないから。
「はぁ、はぁ~」
俺やトラ、山ちゃん……。王兄弟やその他の文官たちも麗芙安さまへと素直に中華式の一礼をしながら、君主さまの決められたことに対して了承……。貴女さまに忠誠を誓いますと、何故か俺たち三人まで、ふと気がつけば、麗芙安さまやランちゃん、竜伯の家臣かよ! と苦笑浮かべる。




