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第106話 昇格と降格(5)
「──みなの者静かに! 静かにしなさい!」、「──各自各々が心を落ち着かせるように……。わかりましたね?」
と、喧騒化していた謁見の間を麗芙安さまは一喝すれば。
「今日からわらわの側近や祭司の仕事は、この竜伯と蘭に兼任します。わかりましたね、みなの者……」
只今、この謁見の間へと入ってきた竜伯こと……。前勇者パーティーの一人だった……。
そう自分の犯した罪を償うために釈迦如来さまの愛馬となり従軍した南方の竜族の太子だった伝説の仙人、勇者の白竜と蘭を麗芙安さまさまは陳大連に代わり、自分の側近兼祭司に据えると凛々しく告げるから。




