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第101話 司祭陳大連の失脚(7)
そう呉の祭祀だった陳大連に肩入れをして、謀反を起こすこともなく、素直に麗芙安さまの任を了承すれば。
「──皆の者ー! 直ちに国の大罪人! 朕を捕らえ束縛をするように!」と下知をくだすから。
「はい!」
「陳将軍、わかりました!」
悪者陳大連のおじさんと同じ名前の親衛隊の将軍のおっさんの下知を聞いた警備兵達が慌てて陳大連のおっさんを戟の柄で力強く押え──!
「い、痛い! 無抵抗な者に何をするのだ!」
と、真っ赤な顔で不満を漏らす、陳大連のおっさんの言葉等無視して、奴の両手を縄で縛り。
「痛い」とまた不満を漏らす、陳大連のおっさんへと。
「早く立て!」
「この罪人目が!」
「暴れるともっと戟の柄で殴るからな!」
と、荒々しく告げながら、近衛隊の兵数人は陳大連のおっさんを牢へと連行した。
だから今度は麗芙安さまの前で平伏す、王兄弟三人の顔色が変わるのだった。
◇◇◇




