第99話 司祭陳大連の失脚(5)
何故自分たちが三人が、こんな情けない状態へと陥ってしまったのかを、己の身の保身……。可愛さに三人は麗芙安さまへと嘘偽りなく事の様子をかくかくしかじかと説明をされたがために。
王陳は自分の悪事を全部ばらされてしまう失態を犯したから、奴は自分の顔を蒼白させながら震えている陳大連へと。
「……陳! いつわらわが女性の町を襲い、民を束縛して、罪を与え、罪人へとして奴隷商へと売り、金銭を手に入れろと言った? ──それに以前からランがわらわや陳へと呉の領内だけでも男女の奴隷の人身売買は禁止にしたらどうか? と提案をしていたはずではないですか? ──それをわらわも了承して、陳、そなたに呉の領内各首都に規制をするように指示をだしていたはずでしたよね……? それなのに陳、貴方は、わらわの司徒代理、祭司の身分でありながら、奴隷の売買を禁止にするどころか? 自ら進んで促進するとは何事ですか? それも我が呉は王都長安か遠くはなれた未開の地であり、亜人の民も多く生活をしている領地なのに……。王陳、そなたは! 人種と亜人種の仲をよき方向へと導くのではなく、不仲……。いつ、呉の領内で町民、農民一揆が起きても可笑しくない、酷い状態、悪政を布くとはどう言うことですか! ──それと呉の民を廃人にしてしまう秘薬を自ら製造し、裏の恐ろしい者達へと流通させ、富を得ていることもわらわは以前から、ランから話を聞き、知っていたので。わらわも手の者に独自で調べさせていましたから。陳、お主が司徒であるわらわの目を欺き、この呉だけではなく、帝国京も混乱に陥れようとしていたことはすでに明白……。許せるものではございません……。陳! わらわに言い訳などがあるようでしたら申し開きをしてみなさい……。さぁ、今直ぐ、早く……」と。




