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第95話 司祭陳大連の失脚(1)
「麗芙安さま、申し訳御座いません……」
「一度は集落も砦も占拠したのですが……。その後は小さな砦内に閉じ込められたような感じになり、身動きが余り出来ないところを上空から新兵器で狙撃をされ、兵士たちが狼狽してしまい、囚われ、敗戦をしてしまいました……」
「……妖蘭に一騎打ちで負けた……。それさえなければ……。だからもう一度妖蘭と再戦の機会を……。今度こそ彼女に勝利をして、自分の妃にしてみます……」
俺やトラ、山ちゃんに仙術《《ミラーウォール》》……。銅鏡の中に束縛をされ閉じ込められていた王大連と王陳、王惇の三人だが。俺たち三人が仙術《《ミラーウォール》》を解けば慌てて麗芙安さまの前で膝を突き、中華式の一礼で深々と頭を下げながら、彼女がどうやら指示、下知をだしていない。呉の祭祀で麗芙安さまの司徒業務代理までしていた中年太りの文官タイプの政治家野郎……。




