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第62話 女性だけの集落の村長(3)
だから俺は降りたままになっているつり橋を渡りきると。
「お~い、帰ってきたぞ~! 村長はいるか~?」と叫んだ。
「……ん? 何だ、何用だ?」
俺が村長のランちゃんしかいない集落に、彼女はいるか? と叫べば。ランちゃんもテンプレ、お約束通りに、他人事のように『何用だ?』と苦笑を浮かべる訳でもなく、マジ顔で言葉を返してきたから。
俺はランちゃんへと『自分が集落の者たちをたすけてくれ』と『盗賊たちをできるだけ殺さずに捕らえて欲しい。後々の領主との交渉で有利たてるから、頼む』と嘆願をしてきたのだろうが?』とツッコミや悪態をつきたい衝動に駆られるけれど。
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