355/364
第55話 今度はホルスタインのような奥様に新しいスキルを説明します(16)
「はい、わかりました~。あなたさま~」
妖蘭は梅のような力強い、勇んだ声音ではなく、相変わらず俺の脳が取り消そうな魅惑的な声音であなたさま了解と告げると。
また筋斗雲の神速で、瞬時に俺と梅の目の前から消えていなくなるから。
「……妖蘭カッコ好いな……」と。
梅は呟いた。
◇◇◇
「よ~し! 今度こそやるぞ! 梅!」
俺は妖蘭が二人の傍から立ち去ると。その様子をボォ~と見て、見惚れ、羨望な眼差し絶賛をしている梅へと一喝! 仕切り直すと告げると。
「ほい! がんばるね、あんた!」
梅も気を取り直し、我に返り、鬼畜な鬼軍曹さまである、俺へと筋斗雲の上でピシ! とノリよく、元気に敬礼をするから。
(450)




