349/350
第50話 今度はホルスタインのような奥様に新しいスキルを説明します(11)
「──あんた! ちょっと、待っておくれよ!」と。
梅は、自分の顔色を変えながら、俺を制御してきたから。
「……ん? どうした?」
と、俺が首を傾げると。
「──あんた、うちは土属性の仙術スキルしか使用できない。だから地面を盛り上げ、槍のような仕様で敵を粉砕するとか、砂の固まりの妖弾を連続発射するとかね。──地面を盛り上げ壁にして防壁にするとか、しかできないから。うちはあんたが指示をしてきた地面に大きな打撃を与え粉砕して、川のような穴を開けていく作業……。そう、この砦とうち等の町を囲うような空堀や、向こう側の川の流れをこちら側に引き込み、川堀も作る作業をすることは不可能だよ。あんた……。あっ、ははは」
(445)




