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第27話 自身損失している妻を激励します(6)
だから俺はまた梅へと。
「梅、筋斗雲へと搭乗しても落ちはしない。大丈夫だから俺の後ろに今直ぐ乗れ! ──それに今仮に梅が地上へと落ちても、地面まで三十センチぐらいしかないんだ。だから梅が地上に落ちても怪我すらしないから早く乗れ!」と。
俺は苦笑いを浮かべながら更に梅を急かし、鞭打ちをしたのだ。
「……う~ん、分かったよ。あんた……」
梅は俺が余りに急かすから。不貞腐れた顔で渋々と俺の肩に手を当てながら『よいしょ』と。まあ、猜疑心のある目で筋斗雲へと搭乗した。
「あっ!」、「あれ?」だ。
梅は俺の背後で筋斗雲へとタンデム騎乗をすれば直ぐに驚嘆した。




