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第24話 自身損失している妻を激励します(3)
「えぇ~、でも~、うち等ミノタウロスは、あんたにも先ほど説明をした通りに、妖蘭やお雪、凛のように妖力が高い訳では無く、身体の耐久、持久力、力、武力に特化したタイプの魔族だから。こんなフワフワ柔らかく、うちのようなデカ物が乗れば直ぐに穴が開きそうな、まさに《《空に浮いている雲》》には搭乗できないよ」と。
梅は今度は苦笑いを浮かべつつ、自分は他の妻たちのような妖力がある訳でなく。妖力に乏しい劣等生だから筋斗雲の上には搭乗できないとまた自己評価を低くして、己の肩を落としつつ無理だと告げるから。
俺は先ほどの妖蘭と王惇との争いの時もそうだが。俺は自分の妻であろうとトラや山ちゃんのようには甘くはない。
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