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第23話 自身損失している妻を激励します(2)
俺は今度は梅へと急かすように告げる。
「……ちょ、ちょっと待ってよあんた……。うちは言って悪いけれど、あんたよりも背丈も高いし、身体も筋肉質だから体重の方も重たいデカ物女なのに、こんなフワフワした柔らかそうな雲の上に乗れるのかい?」
俺が梅を急かせばこの通りだ。梅は《筋斗雲》》は本当に青空に浮く、雲だから、自分のような大柄な女性が搭乗できるのか? と、更に驚愕だけではなく。梅は、自分は九尾の狐の妖蘭や雪女のお雪、猫又の凛のように線の細い女性ではないから、《《筋斗雲》》への搭乗は無理なのでは? とまた尋ねてきた。
「……ん? ああ、大丈夫だ、梅。──早く乗れ、上昇するから」
それでも俺は梅へと心配をするな、大丈夫だから、早く筋斗雲へと搭乗しろと急かした。




