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第295話 砦の奪還作戦の終焉(29)
俺は家のカミさんの前に一気に詰め寄り──妖蘭の前で両手を広げ、進路を阻む……と言うことは? 俺は王惇のおっさんの前で奴の防波堤──壁になるということになるから。
俺が家のカミさんが放つ仙術《《百鬼突き》》を自分の身体で真面に受けることになる。
だから俺は自分の両手に仙術で《《シールド》》──光の盾を召喚して、妖蘭の仙術《《百鬼突き》》に《《狐火》》を譲渡した必殺の突きを、『カン!』と心地良い音を『カンカン』と連続で出しつつ。本当に目にも止まらぬ神業──! そう、これぞまさしく本当の神技と呼べる技量で全部受け止めてみせるから。
「あっ!」
家のカミさんもやっと我に返り、驚嘆はするけれど。この流れは普通通りに、家のカミさんが勢いよく俺の身体へと体当たりをしてくる流れになるから。




