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第281話 砦の奪還作戦の終焉(15)
まあ、こんなあほくさい罵声を浴び、百鬼突きに堪えながら……と言うか?
妖蘭の魅惑の虜になっている王惇が必死に「えっ、へへへ」、「でっ、へへへ」と、己の顔をいやらしく緩ませ、鼻の下を伸ばしながら次から次へと繰り出す仙術──。
そう《《百鬼突き》》に対して家のカミさんは衣服を乱らせ、傷を多々追いつつも耐え忍んでいる訳だから。今でもアイツが仙術を複数重ねることで王惇を倒すことが可能だけれど。
まあ、それは今後の家のカミさんの課題として、俺が訓練をつけてやればいい訳だから。
でも今は取り敢えず、俺も自分の嫁さんの、魅惑的な露出度アップはこれ以上避けたいので、王惇との戦いを一気に終わらせ、戦を終焉させるための策と……。
家のカミさんが己に自信がつき、前を向いて歩けるようにするのが得策だと思うから。
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