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第271話 砦の奪還作戦の終焉(5)
「(ミチノリ君、本当に妖蘭の姉さんは大丈夫なの?)」
山ちゃんも自分の顔色を変えながら、仙術《《脳内通信》》を使用しで尋ねてきた。
まあ、それぐらい妖蘭の旗色は悪く、もう完全に敗戦濃厚になってきたのと。このままだと家のカミさんが、ニヒルな顔をやめて変態爺と化してしまった王惇のおっさんの、家に伝わるらしい《《奥義の百鬼突き》》で、妖蘭は自分が惚れた女性のようだから殺されはしないだろうが。
王惇のいやらしい、すけべな趣味のために遅かれ早かれ、妖蘭が《《丸裸》》、《《裸体》》にされてしまうことは安易に察しがつくことだから。
俺自身もこのまま指を咥えたまま、自分の妻が裸体にされていく姿を見続ける訳にはいかない。




