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第260話 妖蘭VS王惇になりました(20)
そう敵兵の兄ちゃんたちが集う場所へと飛んでいくから。
「うわぁああああああっ!」
「玉がぁああああああっ!」
「魔弾の玉が俺たちの許へと飛んでくるー!」
「みんなー! 退避だぁあああっ!」
「逃げろぉおおおっ!」
「今直ぐにー!」
自分たちの王惇が弾いたファイヤーショットの炎の玉を見て驚愕──! 敵兵の兄ちゃんたちが顔色を変え、騒めき、喧騒しながら退避を始めだした。
だから俺は敵兵の兄ちゃんたちを見れば可哀想……。まあ、戦の方も終焉に向かい始めたから、俺自身もこれ以上死人がでるのは忍びない。
「──伸びろ! 如意棒ー!」
俺は仙術を発動──自分の利き腕に持つ如意棒をニョキニョキと伸ばして王惇が弾いた家のカミさんの放ったファイヤーショットを破壊した。
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