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第251話 妖蘭VS王惇になりました(11)
「えっ!」と、姉ちゃんたちは驚嘆をするけれど。
こんな殺伐とした……。混沌した……。まあ、世界だと敗者になればこんなものだとは、みんな悟っているから。
俺が奴隷商人や花街へと売らないだけ、人情があると姉ちゃんたちも直ぐに悟るから。
「はい」と力無い返事を返してきた。
だから俺は姉ちゃん達にまた仙術《《脳内通信》》を使用して、「(よし、よし。いい娘だ)」と告げると。
「はい!」、「やぁ!」、「えい!」、「食らえ!」と。
妖蘭の甲高い声と共に、アイツが両手で握る方天画戟の槍先から、目にも止まらぬ速さの、仙術《《十鬼突き》》で強化された突きの連打攻撃が王惇を襲う。




