第25話 今度は仏さまから武器のプレゼント! (3)
しかし山ちゃんは苦笑いを浮かべながら。
「……鍬で戦うって百姓一揆みたいじゃねぇ」
と、ちょっぴり不満を漏らすけれど。
仏さまは案外天然のようだから。
「それがカッコ良いではないですか~、山~。猪八戒の武器だって落ち葉集めのような形をした戟だったので余りきにしなくても大丈夫です~。だから山~、がんばってくださいね~。私も以前はなかったスキルには期待していますから~」告げるから。
「はぁ~」と山ちゃんは自分の肩を落としつつ仏さまの尊い言葉だからと致し方がないと諦め返事を返した。
でッ、その後は儂等に赤ん坊からの、一からの人生をやり直すか? それとも不通に一人で生活できる年齢ぐらいの身体にするか? を。儂等は仏さまに選ぶようにと告げられて、三人揃って意見が割れることもなく後者を選び。儂等の魂は無事未知なる世界へと降臨……。若さを得て転生をする。
しかしトラが最後まで仏さまへと。
「仏さま~?」
「何ですか、トラ? 早く地上へと降りなさい……」
「仏さまは、三蔵法師として儂等についてきてくれんのですか?」
「ついていきませんよ~」
「えぇ~、何で~? 儂は麗しい仏さまがついてきてくれんと寂しい。やる気が起きませんからついてきてくれんさい。仏さま~」
「えぇ~、いや~、前回、私は何度も魔王の手下に食われそうになりましたから。もう二度と勇者パーティーについて、魔王討伐の度をするのは嫌です~! 面倒です~! だから今回はいきません~!」
「えぇ~、何で~、そんなことを言ぅんかの~、仏さまは~。儂が命にかけて守ちゃるけぇ、ついてきてくれんさい~」
「えぇ~、嫌~、それでも嫌です~。あなた達について行ったら~、シャワーを浴びることもできなし、お風呂にも入れず、水浴びばかり~。それも水浴びの度に前回は猪八戒のいやらしい目や盗撮から逃れつつの冷や冷やもので~。今回はトラの目が怪しい~。怪しいですから~。嫌~! トラ~、あなたは私の身体を狙っているでしょう~?」
「いえいえ、儂はあんな猪八戒と一緒にせんでください~。儂は紳士ですから~。仏さまの水浴びや湯殿を他人の目──変態達から護衛することはしますが。儂が変顔で仏さまの入浴シーンを覗くことは御座いませんから。儂に護衛をお任せください。仏さま……」
「トラ~、それって私が水浴びや入浴をする度に傍で威張って覗くと言うことではないですか~?」
「えっ! ばれた?」
「えっ、ばれたじゃございませんよ~、トラ~。私はトラがエッチ・スケッチだと直ぐに気が付き、悟ることができましたから。前回のように真面に熟睡もできないような旅はこりごりですから、二度と三蔵法師にはなりません……」
「えぇ、そんな~」




