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第244話 妖蘭VS王惇になりました(4)
「あっ!」
だから家のカミさんは、自分よりもやはり技量が高い王惇の槍さばきに対して驚嘆して『どうしよう?』と思う。
だって家のカミさんは先ほどランちゃんの留守時の城郭集落攻防戦で妖蘭は王惇対峙して──。敵将王惇の目にも止まらぬ速さの仙術《《十鬼突き》》の連続突きに対して5発ぐらいまでしか、受けきず。
その後は王惇の槍先で、自分の防具や衣服を切り裂かれ、傷まみれ……。家のカミさんは敵将王惇の槍さばきに屈して敗走……と言うか?
王惇に逃がしてもらったのかな? と思うところがある……。
そう他の敵将の爺たちはどうだかわからないけれど? あれだけ自分の兵たちに慕われている王惇なら情に深いのかもしれない? と思ってしまう。
だって俺の椅子の姉ちゃんや後方で控え、すすり泣く、敵兵の姉ちゃん達も『王惇将軍さま、自分たちを救ってください』と、先ほど嘆願をしたぐらいだから。王惇は情と正義感のある将なのかもしれないね?




