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第229話 ミチVS王惇といきたいところなのですが?(1)
「うぅ、ううう……。貴様……」
先ほど敵の盗賊? の大将の一人《《王惇》》と言う奴が俺たち二人の前に威風堂々と現れた。
でッ、それからはこの通りだ! 家のカミさんの三国志に出演する、《《奉天画戟》》を振るう英雄──。《《呂布奉先》》のような一騎当千ぶりな無双は沈黙……。
敵将王惇と対峙しまたま身動きできず……。
そう、多分妖蘭から見た王陳は隙のない男に見えるのだろう? だから家のカミさんは王陳相手に怪訝な表情で鋭く睨み『ガル、ルルル』と唸るだけだから。
「……どうした九尾の女! 先程の威勢はどうした? 唸るだけだが……。もしかして先程の我等がおこなった奇襲作戦の時に、儂に槍さばきで負け、敗走をした苦い経験を思い出し、足が竦んで動かぬか? ──ならば九尾の女は娘らしく下がれ。そして後ろの少年と変わり、陰に隠れ震えておるがいい」と。




